2016年11月02日 (水)

福島第一原発の送電設備に亀裂 38年間点検せず

K10010753911_1611021846_1611021902_01_02.jpg

東京電力福島第一原子力発電所の送電線を支える設備で38年にわたって点検が行われていなかったことがわかり、原子力規制委員会は、施設を管理する実施計画に違反していると判断しました。設備は事故後、外部からの受電に使われていますが、震災によると見られる51か所の亀裂が見つかり、東京電力は補修を行いました。

福島第一原発では、ことし8月建物の屋上に設置された送電線を支える鉄製の設備で、震災の影響と見られる51か所の亀裂が東京電力の点検で見つかりました。この設備は、直径およそ30センチの鉄製の柱などでできていますが、亀裂のうち2か所は柱を寸断していて、秒速30メートルの風で設備が倒れるおそれがあったということです。

これについて、2日の規制委員会では、設置以来、保守点検の計画が作られず、38年にわたって点検が行われていなかったとして施設を管理する実施計画に違反していると判断しました。同じような構造の設備の中には、45年にわたって点検が行われていなかったものもありました。

会見で田中俊一委員長は「東京電力の問題はけっこう深刻で、各部のコミュニケーションが悪いといったことが、審査でもいまだに見受けられる」と述べ、管理体制を批判しました。東京電力によりますと、設備は事故後、廃炉作業などに使う電気を外部から受けるために使われており、先月までに補修が行われたということです。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:18  | カテゴリ:科学のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲