2016年11月05日 (土)

睡眠を制御する遺伝子を発見 筑波大

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睡眠を制御する重要な役割を果たす遺伝子を、筑波大学の研究チームが世界で初めて発見したと発表し、今後、睡眠障害などの治療への応用が期待されます。

この遺伝子を発見したのは、茨城県つくば市にある筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史機構長と船戸弘正教授などの研究チームです。

研究チームは6年前からマウスを使って、睡眠の時間が極端に長かったり、短かったりするグループを作り、原因となる遺伝子の解明を進めてきました。

その結果、「過眠症」のグループには細胞内で、さまざまな情報を伝達している「Sik3」と呼ばれる遺伝子が変異していたことを突きとめました。
また、「Nalcn」と呼ばれる遺伝子が変異すると、眠りが浅い「レム睡眠」の時間が大幅に減少し、目覚めやすくなっていたということです。

研究チームによりますと、これまで睡眠と直接関わる遺伝子は見つかっていなかったということで、今後、睡眠障害などの治療への応用が期待されます。

筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢機構長は「睡眠や覚醒に関与する遺伝子をさらに発見していきたい」と話しています。

この研究成果はイギリスの科学雑誌、ネイチャーの電子版に掲載されています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:11:37  | カテゴリ:科学のニュース
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コメント(2)

過眠症がSIK3、浅い眠りがNalcn、
異常な遺伝子が正しい眠りを妨げていたんですね。
そして遺伝子のスケールで治療出来るなんて…驚きです。
遺伝子に設計されたタンパク質だと、分解標識のユビチキンというリボンがついて異常なタンパクがプロテアソームで分解されて、分解されたアミノ酸が細胞に必要な新しい物質を作り出すんでしたね。
異常タンパク質は、分解されてよくなる症状や、蓄積したり、分解が速くて細胞に必要なイオンを送れず悪化する症状があるそうで、とても折り合いが難しいですが、
遺伝子の段階で改善されると、プロテアソームの混迷もなくなって、正則な細胞活動が期待できますね。
ぐっすり眠りたい人、適度な睡眠を取りたい人に分けて治療が出来るようになるといいですね。
それにしても、たいへん微細な身体の構成物質にメスが入る今の医学技術の進歩は、本当に目を見張るものがあります。

投稿日時:2016年11月08日 00:20 | 雪うさぎ

すみません。ユビチキンでなくて、ユビキチンです。

投稿日時:2016年11月08日 00:50 | 雪うさぎ

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