2016年11月12日 (土)

COP22 「海の酸性化」実態把握を

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北アフリカのモロッコで開かれている地球温暖化対策の国連の会議、COP22で、温暖化によって「海の酸性化」が進むことで生態系が変化し、さらに温暖化を深刻化させるおそれがあるとして、実態の把握を急くべきだという指摘が相次ぎました。

世界全体で温暖化対策を進めることを定めた「パリ協定」の具体的なルール作りについて議論を進めるCOP22は5日目を迎えました。会場では、温暖化が引き起こす海洋への影響と対策を議論する会議が開かれました。

この中でアメリカの研究者などが、海水が二酸化炭素を吸収することで起きる「海の酸性化」が特に海面に近い海で進んでいて、産業革命前と比べておよそ30%悪化していると報告しました。

そして、海の酸性化が進めば光合成によって二酸化炭素から酸素を作るプランクトンや海藻などの海の生態系の機能がうまく働かなくなり、温暖化がさらに深刻化するおそれがあると指摘しました。そのうえで、海水温や海面の上昇の問題に加えて、海の酸性化の実態ついて把握を急ぐべきだという意見が相次ぎました。

発表を行ったアメリカの研究者は、「温暖化が海洋に起こしうる最大の問題は、酸性化の可能性もある。パリ協定が発効し国際協調の枠組みができた今こそ、さらなる調査と対策が必要で、海洋の研究を促進すべきだ」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:07:05  | カテゴリ:科学のニュース
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