2016年11月15日 (火)

放射線の健康への影響を研究 長瀧重信さん死去

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放射線の健康への影響についての専門家で、長崎の被爆者の治療や調査に当たったほか、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと政府のアドバイザーなどを務めた長崎大学名誉教授の長瀧重信さんが亡くなりました。84歳でした。

長瀧重信さんは昭和7年に東京で生まれ、東京大学医学部を卒業したあとハーバード大学留学を経て長崎大学医学部の教授や医学部長を歴任し、その後、広島と長崎にある放射線影響研究所の理事長を務めました。

放射線の影響を受けやすい甲状腺の研究が専門で、長崎大学では被爆者の治療や調査を行ったほか、1986年に起きた旧ソビエトのチェルノブイリ原発事故の後には専門家として現地で支援を行いました。

また、5年前の福島第一原発の事故を受けて、政府のアドバイザーや住民の健康影響などを検討する環境省の専門家会議の座長などを務め、科学者や医療者は健康への影響について心配する人たちと科学的な知見に基づいて対話を進めるべきだと主張してきました。

長瀧さんは、最近も原爆や福島第一原発事故による健康への影響についての論文を執筆するなどしていましたが、家族によりますと今月12日に自宅で倒れ、胸部動脈瘤破裂のため、亡くなったということです。

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:35  | カテゴリ:科学のニュース
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