2016年11月16日 (水)

志賀原発の雨水流入問題 ほかの原発も調査へ

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石川県にある志賀原子力発電所2号機で、ことし9月、大量の雨水が原子炉がある建物に流れ込み、電気設備で漏電が起きた問題で、原子力規制委員会は、ほかの原発などでも同様のトラブルが起こりうるとして、全国の事業者に対策の状況の報告を求めることを決めました。

北陸電力が再稼働を目指している志賀原発2号機で、ことし9月、原子炉がある建物に大量の雨水が流れ込んで非常用の照明に電気を送る分電盤の1つで漏電するトラブルが起き、原子力規制庁はさらに流入すれば、安全上重要な機器の電源を失うおそれがあったとしています。

一方、北陸電力は周辺の排水路が工事中で十分な排水ができなかったことなどが原因だったと報告しています。

これについて16日の規制委員会では、どの程度、危険性を意識していたかを含め根本原因をしっかり分析する必要があるとして、北陸電力に追加の報告を求めることにしました。

また志賀原発2号機の建物の構造は、原発事故前、雨による被害が想定されていなかったため、違反にあたらないものの新しい規制基準に照らせば不十分だとしたうえで、新しい基準に合格していないほかの原発や原子力施設でも同様のトラブルが起こりうるとして全国の事業者に対策の状況を来月26日までに報告するよう求めることを決めました。

規制委員会の田中俊一委員長は会見で「この問題は軽視していない。今後、北陸電力の技術的な技量や安全文化の問題などを相当きちんと見ていく必要がある」と述べました。

規制委員会は、今後、以前の基準に基づいた対策のままの原発などにどのような対応を求めるか検討することにしています。

北陸電力「心からおわび」

追加報告の指示を受けたことについて北陸電力は、「現在、根本的な原因や対策などの検討を行っていて、適切に対応してまいります。地域の皆さまには大変なご迷惑とご心配をおかけし、心からおわび申し上げます」とするコメントを発表しました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:20:41  | カテゴリ:科学のニュース
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