2016年11月21日 (月)

ウイルスで赤潮の拡大止める新技術を開発

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赤潮の原因となるプランクトンだけに感染するウイルスを使って赤潮の拡大を止める技術の開発に、水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所のグループが成功し、新しい赤潮対策として来年にも実際の海で応用することにしています。

赤潮は、特定のプランクトンが異常に増殖することで起き、いったん広い範囲で発生すると対処法はなく、養殖している魚が死ぬなどして去年の漁業被害は全国で6億円を超えます。

これに対して、広島県廿日市市にある水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所の中山奈津子主任研究員のグループは、海底の泥の中に、赤潮のプランクトンだけに感染するウイルスが多く含まれていることを発見しました。

これまでに、赤潮の主な原因となる5種類のプランクトンのうち3つに感染するウイルスが見つかっていて、先月、新潟県で行った実証実験では、この泥を海水に溶かして赤潮にまいたところ、5日後にはプランクトンが99%以上死滅したということです。グループでは、赤潮の拡大を止める新たな技術として、今後、泥を冷凍保存して使うことにしています。

農林水産省によりますと、こうした赤潮対策は世界でも初めてで、来年にも自治体などから要請があれば実際の海で応用することにしています。

中山主任研究員は「ヒトやほかの生物に影響がないことを実験で確認している。コストも安く、新しい赤潮対策になり得るものだ」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:12:01  | カテゴリ:科学のニュース
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