2016年11月22日 (火)

恐怖の記憶を消す脳科学の新手法 民間機関が開発

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怖さを感じた経験から恐怖の記憶を打ち消す脳科学の新たな手法を京都の民間の研究機関などのグループが開発しました。グループでは、将来的には、過去の経験から反射的に恐怖を感じる症状を和らげる治療法の開発にもつなげられるよう研究を深めたいとしています。

脳科学の新たな手法を開発したのは、京都府精華町にある民間の研究機関、
「国際電気通信基礎技術研究所」などのグループです。

グループでは、20代の男女9人に、赤い図形を見たときに、安全上問題のない範囲で電気ショックを受ける「恐怖の経験」をしてもらい、MRIを使って脳のどの部分が活動したかを調べました。

そのうえで、9人にはMRIの装置で横になったまま、さまざまな考え事をしてもらい、無意識のうちに赤い図形の記憶が脳の中に現れたときに、うれしいプレゼントとして現金を与える実験を3日間繰り返しました。その結果、9人とも、赤い図形を見ても皮膚から出る汗の量がおよそ半分に減少し、恐れる反応を和らげることに成功したということです。

研究グループでは、赤い図形を見たときに連想する記憶が、「恐怖」から「報酬」に置き換わったと見ています。

グループでは、将来的には、過去の経験から反射的に恐怖を感じる症状を和らげる治療法の開発にもつなげられるよう研究を深めていきたいとしています。
研究グループの代表を務める小泉愛研究員は、「まだまだ基礎研究の段階で、ひとつひとつ課題を克服し、実際の治療に応用できるように研究を深めていきたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:09:54  | カテゴリ:科学のニュース
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