2016年12月05日 (月)

福島第一原発3号機 作業中のミスで注水が一時停止

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東京電力福島第一原子力発電所で5日、3号機の事故で溶け落ちた核燃料を冷やすための水を送るポンプが作業中のミスで停止し、一時、注水が止まるトラブルがありました。注水は1時間後に別のポンプで再開され、周辺の放射線量などに変化はなかったということですが、東京電力は再発防止策を進めることにしています。

東京電力によりますと、5日午前10時ごろ、福島第一原発3号機の溶け落ちた核燃料を冷やすための水を送るポンプが停止したことを知らせる警報が作動しました。
東京電力が調べたところ、当時、計器の点検をしていた作業員のひじが誤ってカバーで覆われていたポンプのスイッチにぶつかり停止させたことが原因と見られ、注水は安全確認を終えた午前10時59分に別のポンプで再開されましたが、およそ1時間にわたって核燃料が溶け落ちている3号機の原子炉への注水が止まる事態となりました。
また、東京電力が福島県や周辺の自治体にトラブルを通報したのは注水再開の1分前だったということです。
東京電力によりますと、注水が停止した前後で原子炉の底の温度や周辺のモニタリングポストの値に変化はなかったということです。
福島第一原発では、4日夜も、使用済み燃料プールを共用で冷却するシステムで、装置の弁の1か所が何らかの理由で開いていたため、1号機から3号機の燃料プールの冷却が一時、停止しています。
東京電力は「重要度の高い設備で人為的なミスが起きたことを重く受け止め、再発防止に取り組みます」としています。

東電が謝罪

東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの増田尚宏代表らは、5日午後、福島県庁を訪れ、樵隆男危機管理部長に対して、「人為的なミスが原因で大切な注水機能を止めてしまい大変申し訳ありません。しっかり対策を取ります」と謝罪しました。
そのうえで、増田代表は、トラブルを通報したのがおよそ1時間後の注水再開1分前だったことについても、「通報や連絡についても決してうまくいったとは言えない状況だった」として謝罪しました。
これに対して、福島県の樵部長は「冷却機能が止まったことへの県民の不安は大きい。いきさつを詳しく調べて対応を検討してほしい」と述べ、再発防止の徹底を申し入れるとともに、今月中に対応策について報告するよう求めました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:17:56  | カテゴリ:科学のニュース
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