2016年12月08日 (木)

夏目漱石の生前の姿を再現 アンドロイドが完成

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文豪・夏目漱石の生前の姿を再現して動いたり話したりすることができるアンドロイドが完成し、記者会見で「ご無沙汰しています」などと自己紹介しました。

このアンドロイドは、漱石が通った漢学塾をルーツに持つ二松學舍大学と、アンドロイドの開発で知られる大阪大学のグループが、漱石が亡くなって9日で100年になるのに合わせて製作しました。

残された写真のほか、漱石の身体測定の結果や、亡くなった時に弟子たちが作った「デスマスク」などから体格を再現したうえで、漱石の孫の夏目房之介さんの声を基に音声を合成しました。完成したアンドロイドは、8日、東京で開かれた記者会見に旧千円札と同じ洋服姿で登場し、「ご無沙汰しています。ほぼ100年ぶりというところでしょうか」と自己紹介したあと、漱石の作品「夢十夜」の一部を朗読しました。

製作に当たった大阪大学の石黒浩教授は、これまでにさまざまな人物のアンドロイドを作ってきましたが、すでに亡くなった人物を手がけるのは初めてで、「直接知る人はいないがイメージが定着している人物を作り上げることで、そのイメージにどのようなずれが生じるか、興味深い」と話していました。

また、夏目房之介さんは「時代とともに変わってきた漱石という人物のイメージが、今後どう変わっていくのか楽しみです」と話していました。

漱石のアンドロイドは、学生や生徒の前で作品を朗読するなど教育現場で使われるほか、人工知能を使った対話機能を充実させるなどして、新たな漱石像を作り出す研究にも生かされるということです。

投稿者:かぶん |  投稿時間:17:18  | カテゴリ:科学のニュース
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