2016年12月08日 (木)

川内原発1号機 8日夜 原子炉起動し運転再開へ

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定期検査のため、ことし10月から運転を停止している鹿児島県にある川内原子力発電所1号機は、8日夜、原子炉を起動して運転を再開し、核分裂反応を起こした状態で最終盤の点検作業に入ります。

去年、新しい規制基準の下、全国の原発で初めて再稼働した川内原発1号機は、ことし10月から定期検査に入り、原子炉や非常用電源などの検査のほか、三反園知事の要請を受けて熊本地震の影響などを確認する特別点検も行ってきました。

その結果、これまでに異常は確認されず、8日に行った原子炉を起動する前の最後の検査である制御棒の動作確認でも問題は見つからなかったため、九州電力は、8日午後9時半に核分裂反応を抑えている制御棒を引き抜く操作をして原子炉を起動し、2か月ぶりに運転を再開するとしています。

1号機は、9日午前10時には核分裂反応が連続する「臨界」の状態になり、3日後の今月11日に発電と送電を開始する予定で、核分裂反応を起こした状態で最終盤の12項目の検査を行い、問題がなければ来月、1月6日に営業運転に移る予定です。

川内原発1号機の前では、午前中、運転再開に反対するグループが抗議集会を開きました。集会では、参加者が1人ずつマイクを持って、「原発は動かすべきではない」などと訴え、集まった人たちが声を合わせて「鹿児島を壊すな」などとシュプレヒコールを上げていました。

川内原発1号機をめぐっては、鹿児島県の三反園知事が、専門家に安全性を判断してもらうとしてきた県の検討委員会がいまだ設置されていません。

集会を行った「ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会」の向原祥隆事務局長は「検討委員会による判断が示されていない中で原発を動かすことは許されない。三反園知事にも制御棒が抜かれるまでに、き然とした態度を取ってもらいたい」と話していました。

鹿児島県知事 運転再開の是非に言及せず

鹿児島県の三反園知事は8日夕方、記者団に対し、「稼働しても、稼働しなくても原発は残り続ける。県民の安心・安全を守るためにも、原発に関する検討委員会を設置するのが、私が最大限努力すべきことだ」と述べ、運転再開の是非には言及しませんでした。

投稿者:かぶん |  投稿時間:17:22  | カテゴリ:科学のニュース
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