2016年12月16日 (金)

原発事故で作業の社員が甲状腺がん 初の労災認定

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福島第一原子力発電所の事故の緊急対応にあたった東京電力の40代の男性社員が甲状腺がんを発症したことについて、厚生労働省は被ばくによる労災と認定しました。原発での作業に関連して甲状腺がんの発症で労災が認められたのは初めてです。

労災が認められたのは平成4年に東京電力に入社し、平成24年までの20年間、福島第一原発などで原子炉の運転や監視の業務にあたっていた40代の男性社員です。
厚生労働省によりますと、この男性は平成23年の原発事故の際、注水ポンプに燃料を補給するなど事故の緊急対応に当たりましたが、おととし4月、甲状腺がんと診断され、その後、労災を申請しました。

男性は原発事故の対応で139ミリシーベルトの被ばくをしていて、厚生労働省はがんの発症と相当な因果関係があるとして労災と認定しました。
原発での作業をめぐっては、白血病や悪性リンパ腫などで15件が労災と認められていますが、甲状腺がんの発症で労災が認められたのは初めてです。

今回、厚生労働省は甲状腺がんについても労災認定の目安を初めて示し、被ばくの量が100ミリシーベルト以上や発症までの期間が5年以上であることなどを挙げています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:16:47  | カテゴリ:科学のニュース
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