2016年12月19日 (月)

知的障害の子どもへの抗精神病薬 長期使用が半数に

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統合失調症などの治療薬、「抗精神病薬」を使っている知的障害のある子どものうち、およそ半数が300日以上の長期にわたって処方されていることが財団法人の調査でわかりました。「抗精神病薬」は長期間の服用で、体重の増加や糖尿病などの副作用が出るおそれがあり、専門家は、適切な処方を促すべきだと指摘しています。

この調査は財団法人の医療経済研究機構が平成25年までの2年間の診療報酬明細書をもとに初めて行いました。

対象は知的障害がある3歳から17歳までのおよそ2000人で、調査の結果、全体のおよそ13%に抗精神病薬が処方され、15歳から17歳では27%に上るなど年齢が上がるほどその割合は高くなっていました。
さらに、処方期間は全体のほぼ半数で300日以上の長期にわたっていたということです。

抗精神病薬は統合失調症などの治療薬で使用され、長期間の服用により、体重の増加や糖尿病などの副作用が出るおそれがあります。

子どもの精神医療に詳しい横浜市立大学病院の藤田純一医師は、「知的障害のある子どもの一部は自分を傷つけるなどの行動を取ることがあり、落ち着かせるために抗精神病薬を処方するケースがある」と指摘したうえで、「抗精神病薬が安易に処方されているおそれがあり、ガイドラインなどを整備して適切な処方を促すべきだ」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:04  | カテゴリ:科学のニュース
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