2016年12月21日 (水)

世界と日本の平均気温 過去最高に エルニーニョが要因

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ことしの世界の平均気温は、過去最高だった去年をさらに上回り、120年余り前の統計開始以来、最も高くなる見通しとなりました。日本の平均気温も過去最高になる見通しで、気象庁は、地球温暖化に加えて春まで続いたエルニーニョ現象が要因になったと分析しています。

気象庁が、世界各地にあるおよそ9000点の地上と海面の観測データを分析したところ、ことし1月から先月までの世界の平均気温は、広い範囲で高温が続いたことから平年より0.46度高くなりました。これは過去最高だった去年の0.42度をさらに上回り、125年前の1891年の統計開始以来、最も高くなる見通しです。このうちインドでは、5月19日に気温が51度まで上がり、国内の最高気温の記録を更新するなど3月から5月にかけての熱波の影響で580人以上が死亡しました。また、東南アジアの各地で6月をのぞくすべての月で異常な高温となり、このうち、ベトナムでは1月から5月にかけて過去90年間で最悪の干ばつとなりました。

一方、日本でも、1月から2月にかけての暖冬とそれに続く春の高温、さらに夏の猛暑などの影響で、先月までの平均気温が平年を0.88度上回り、118年前の1898年の統計開始以来、最も高くなる見通しとなりました。

気象庁気候情報課の石原幸司調査官は、「地球温暖化の影響が顕著に表れているほか、南米・ペルー沖の赤道付近で海面水温が平年より高くなる『エルニーニョ現象』が春まで続いたことでインド洋などでも海面水温が高くなり、地球全体の気温を押し上げる要因になったと考えられる。こうした高温傾向が続けば、局地的な豪雨など極端な気象現象が各地で増える可能性がある」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:17:37  | カテゴリ:科学のニュース
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