2016年12月28日 (水)

川内原発を検証 鹿児島県が設置の専門家委が初会合

K10010823221_1612281900_1612281901_01_02.jpg

鹿児島県にある川内原子力発電所をめぐり、三反園知事の公約を受けて県が独自に設置した安全性などを検証する専門家委員会の初会合が開かれ、専門家からは耐震性の検証を求める意見などが出されました。

鹿児島県にある川内原子力発電所の安全性などを確認する専門家委員会は、ことし夏の選挙で当選した三反園知事の公約を受け鹿児島県が独自に設置しました。

28日の初会合には、原子力工学や防災の専門家など委員11人が出席しました。冒頭、三反園知事は「委員会の設置によって県民の安心・安全をさらに高めたい。活発な議論ときたんのない意見をいただきたい」と述べ、専門的な見地からの十分な議論を要請しました。

続いて九州電力が、三反園知事の要請を受け川内原発1号機で行った熊本地震の影響などを調べる特別点検の結果を報告し、担当者は法令で定められた定期検査の項目とは別に10項目の点検を行った結果、異常は確認されなかったと報告しました。

委員からは、「熊本地震のように短時間に連続して起きる地震の揺れへの強さをさらに検証すべきだ」などといった指摘が出され、九州電力は「真摯(しんし)に対応し報告したい」と答えていました。

委員会は今後、川内原発を視察したうえで、来年2月7日に2回目の会合を開くことにしています。三反園知事は、委員会の議論を踏まえ、川内原発に対するみずからの判断を示す考えを明らかにしており、今後の委員会の議論の行方や三反園知事の判断が注目されます。

三反園知事「提言してもらい判断下す」

会合のあと三反園知事は記者団に対し、「専門家のそれぞれの立場からさまざまな意見や助言をもらい有意義な会合になった。2回目の会合では、川内原発1号機に関し、定期検査についても意見をもらい、座長から何らかの提言をしてもらうことになると思う。それを受けて1号機については、私なりの判断を下したい」と述べ、来年2月に開かれる次の会合のあと、みずからの判断を示す考えを明らかにしました。

宮町座長「有益なアドバイスもらえた」

専門家委員会の座長についた鹿児島大学大学院の宮町宏樹教授は初会合について、「各分野の専門家が集まり、非常に有益なアドバイスをもらうことができた」と評価しました。一方で、宮町教授は、「県からの要望により専門家としてアドバイスはするが、それによって知事が安全だという確信をもてるかどうかは別の問題だ」と述べました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:56  | カテゴリ:科学のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲