2017年02月02日 (木)

英エリザベス女王工学賞 寺西信一さんが受賞 日本人初

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技術革新によって世界に恩恵をもたらした技術者を表彰するイギリスの「エリザベス女王工学賞」が発表され、デジタル映像の画質を大幅に向上させて医療現場での活用を広げたなどとして静岡大学と兵庫県立大学で特任教授を務める寺西信一さんらが選ばれました。

「エリザベス女王工学賞」はイギリスが工学分野のノーベル賞を目指すとして創設し、2013年から2年に一度、受賞者を選んでいます。

3回目となる受賞者の発表会が1日、ロンドンでエリザベス女王の長女、アン王女が出席して開かれ、NECやパナソニックで開発にあたり静岡大学と兵庫県立大学の特任教授を務める寺西信一さんら4人が選ばれました。

4人はレンズに入った光を電気信号に変換するイメージセンサーの開発に携わり寺西さんはデジタル映像の画質を大幅に向上させたことで知られています。
審査委員会は、こうした業績がスマートフォンを通じた情報伝達のしやすさや医療現場でのデジタル映像の活用などにつながったと評価しています。

日本人がこの賞を受賞するのは初めてで寺西さんは、「人の見えるところで広く使われている技術であることが評価されたと思います。これをきっかけにエンジニアを目指す子どもが増えてほしい」と話していました。
寺西さんらには日本円でおよそ1億4000万円の賞金が贈られることになっています。

工学分野のノーベル賞に

エリザベス女王工学賞は、イギリスが「工学分野のノーベル賞を目指す」として創設したもので、2013年から2年に一度、画期的な技術革新によって世界の人たちに恩恵をもたらした個人やグループに贈られています。
受賞者は、世界各国の専門家でつくる審査委員会によって選ばれ、賞金は100万ポンド(日本円で約1億4000万円)です。

イギリスがこうした賞を設けた背景には、技術革新の分野で成長を支える人材を確保するうえで、若い人たちの工学分野への関心を高めることが欠かせないことがあります。
2013年の1回目はインターネットで情報を閲覧する仕組みの開発や普及に貢献した5人の技術者、2015年の2回目は薬を効率的に体内の患部に届ける技術「ドラッグデリバリーシステム」の開発に貢献し、ガンなどの新たな治療法につなげたアメリカのロバート・ランガーさんが選ばれました。
日本人が受賞するのは今回が初めてです。

クリストファー・スノーデン審査委員長は、「この賞は、身近で、世界の人たちを奮い立たせることができる業績を対象にしていて、表彰を続けることで工学のすばらしさを広く伝えていきたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:58  | カテゴリ:科学のニュース
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