2017年02月02日 (木)

日本国際賞に「ゲノム編集」開発に貢献の米研究者ら

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科学技術の分野で国際的に優れた業績を挙げた研究者に贈られる「日本国際賞」の受賞者が発表され、生命の設計図に当たる遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」という技術の開発に貢献をしたアメリカの研究者ら3人が選ばれました。

「日本国際賞」は、国際科学技術財団が昭和60年から毎年、科学技術の進歩に大きく貢献した国内外の研究者に贈っているもので、去年までに受賞した88人のうち10人がノーベル賞を受賞しています。

ことしは、「生命科学」の分野で、カリフォルニア大学のジェニファー・ダウドナ教授とドイツのマックス・プランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長が、また「エレクトロニクス、情報、通信」の分野では、ワイツマン科学研究所のアディ・シャミア教授の合わせて3人が選ばれました。

このうち、ダウドナ教授とシャルパンティエ所長は、生命の設計図に当たる遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」と呼ばれる技術の開発で5年前、「クリスパー・キャス法」という従来よりはるかに低コストで簡単に遺伝情報を書き換えられる技術を開発したことが評価されました。

この方法の開発によって、白血病やエイズの新たな治療法の開発が進められているほか、通常の2倍の速度で成長するトラフグや、アレルギーの原因となる遺伝子を持たないニワトリの卵が作られるなど幅広い分野で研究が進んでいます。

一方、アディ・シャミア教授はさまざまな暗号法を開発し、インターネット上の個人情報などを守るセキュリティーシステムの構築に貢献したことが評価されました。

「日本国際賞」の授賞式は、4月19日に東京で開かれます。

投稿者:かぶん |  投稿時間:14:54  | カテゴリ:科学のニュース
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