2017年02月08日 (水)

高浜原発クレーン転倒 強風予想も対策取らず

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福井県にある高浜原子力発電所で先月、大型のクレーンが倒れ、核燃料を保管する建物の屋根の一部などが損傷した事故で、関西電力は当時、強風が予想されていたにもかかわらず、事前にクレーンを折りたたむなどの対策をとっていなかったことが事故の原因だったと明らかにし、陳謝しました。

高浜原発2号機では先月20日の夜、安全対策の工事に使われていた長さ110メートル余りあるクレーン1台が倒れ、原子炉が入る建屋の隣にある核燃料を保管する建物の屋根の一部などが損傷しました。

関西電力は8日、事故原因などこれまでの調査の結果を明らかにし、クレーンが倒れる直前に、瞬間風速で40メートルから48メートルの強い風が吹いていたと見られることから、この強風でクレーンが倒壊したとしています。

そのうえで、工事の元請会社は瞬間風速が30メートルを超えると予想される場合、事前にクレーンを折りたたむといった転倒防止策を取るとしていましたが、暴風警報が出されていたことに気付かず、関西電力も暴風警報を把握していたものの、社内で協議したり元請け会社に連絡をしたりせず、必要な対策が取られなかったことが事故の原因だったとしています。

関西電力の豊松秀己副社長は8日、福井県庁を訪れて調査結果を報告するとともに藤田副知事に「二度と同様な事故を発生させないという固い決意のもと取り組んでまいります」と陳謝しました。

原子力規制委「厳しく反省を」

今回の事故について、原子力規制委員会の田中俊一委員長は記者会見で、場合によっては安全上の問題を起こすおそれがあったという認識を改めて示したうえで、「関西電力には注意が足りなかったことを厳しく反省してもらう必要がある。今後の工事については、規制庁の現地の検査官に注意深く見てもらい、必要があれば指導することにしたい」と述べました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:09  | カテゴリ:科学のニュース
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