2017年02月10日 (金)

iPSで脊髄損傷の機能回復目指す臨床研究を申請

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交通事故などで脊髄を損傷し、体を動かせなくなった患者に、iPS細胞から作った神経の基になる細胞を移植し、体の機能の回復を目指す世界初の臨床研究について、慶応大学の研究グループが、10日、学内の倫理委員会に実施の申請を行ったことを明らかにしました。これまで有効な治療法がなかった脊髄損傷で再生医療が大きく動き始めました。

この臨床研究は、慶応大学の岡野栄之教授と中村雅也教授らのグループが計画しているもので、10日、学内の倫理委員会に実施の申請を行いました。

臨床研究では、脊髄を損傷した18歳以上の患者7人に、iPS細胞から作った神経の基になる細胞を移植し、動かなくなった手や足など体の機能の回復を目指します。グループでは、世界初となる手術を来年前半にも行うことを目指していて、倫理委員会に続いて、国などの委員会の了承を求めることにしています。

グループによりますと、国内では毎年およそ5000人が交通事故などで脊髄損傷になっていますが、有効な治療法は確立されていません。慶応大学の岡野栄之教授は「これまで20年近く、脊髄を再生させる研究を行ってきた。今回の臨床研究は、これに最新のiPS細胞の技術を組み合わせた世界初のもので、成功させたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:11:30  | カテゴリ:科学のニュース
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