2017年02月21日 (火)

熊本地震後に温泉一時止まる 断層と別の要因か

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熊本地震のあと、阿蘇市の温泉の一部が一時的に止まったメカニズムについて、九州大学の研究グループは、地下50メートル付近の地盤が局所的に、断層とは別の要因で水平に横滑りし、井戸の内部が変形して温泉が止まったとする調査結果を発表しました。

九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の辻健准教授らのグループは、阿蘇山の中岳第一火口から北におよそ10キロの、阿蘇市の内牧温泉で、熊本地震のあと一部の温泉が一時的に止まったメカニズムを調べました。

それによりますと、人工衛星のデータから、内牧温泉周辺のおよそ2キロの範囲で地表が1.5メートルほど北西方向に移動していたということです。
また、付近の5つの井戸がいずれも地下50メートル付近で変形し、一部は北西方向にゆがんでいたということです。

大地震を引き起こした布田川断層帯は北東から南西方向にずれ動いていて、内牧温泉周辺で確認された北西方向の動きと食い違うことから、研究グループは、地下50メートル付近の地盤が局所的に、断層とは別の要因で水平に横滑りし、井戸の内部が変形して一時温泉が止まったとしています。そのうえで、地下50メートル付近に温泉がたまりやすい地層があり、地震の揺れで液状化が起き地盤が滑ったと推定しています。

辻准教授は「泉源に影響はなく、井戸が変形した地点より深く掘れば再び温泉は出るので、今回の研究を復興に役立ててほしい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:05:32  | カテゴリ:科学のニュース
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