2017年02月28日 (火)

WHO 多剤耐性菌の警戒リスト初めて公開

K10010892431_1702280454_1702280456_02_01.jpg

WHO=世界保健機関は、抗生物質がほとんど効かない多剤耐性菌の中でも特に警戒が必要な12の菌のリストを初めて公表し、新たな抗生物質の開発を急ぐとともに、ヒトや家畜に対し抗生物質を必要以上に使わないよう呼びかけています。

WHOが27日、公表したリストは、抗生物質がほとんど効かない多剤耐性菌の中でも特に警戒と対策が急がれる12の菌を挙げ、危険性の度合いに応じて3段階に分類しています。

最も危険性が高いものには、アシネトバクター、緑のう菌、エンテロバクターの3つの菌が挙げられ、病院などで感染が広がると死亡する患者が出る可能性があることや、耐性菌にも効くとされる最新の抗生物質さえ効かなくなりつつあると指摘しています。

次に危険性が高いものには、ヘリコバクター・ピロリ、サルモネラなど6つの菌が挙げられ、感染した場合、治療が難しくなるおそれを指摘しています。

12の菌はすべて、新たな抗生物質への耐性を比較的、容易に獲得できることや、耐性をほかの菌に遺伝情報として伝える能力を持っていて、抗生物質が使われれば使われるほど、より速いペースで耐性を獲得するということです。

WHOは、耐性菌の問題が深刻になっている背景に、世界の各地で、ヒトや家畜に対して大量の抗生物質が使われていることなどを挙げていて、新たな抗生物質の開発を急ぐとともに抗生物質の適切な使用を呼びかけています。

12の菌のリスト

3段階のうち「危機的」を意味する「クリティカル」には、アシネトバクター、緑のう菌、エンテロバクターの3つの菌が挙げられています。

2つ目の段階を示す「高」の区分には、エンテロコッカス、黄色ブドウ球菌、ヘリコバクター・ピロリ、カンピロバクター、サルモネラ、りん菌の6つの菌が挙げられています。

さらに、「中」の区分には、肺炎レンサ球菌、インフルエンザ菌、赤痢菌の3つの菌が挙げられています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:54  | カテゴリ:科学のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲