2017年02月28日 (火)

再生医療の治験1年半遅れに iPS細胞提供停止で

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体のさまざまな組織になるiPS細胞を使って、血液の成分、血小板の再生医療を研究している京都大学のグループは、同じ京都大学のiPS細胞が、作製過程のミスで先月から提供が停止された影響で、人に移植する治験の計画が1年半ほど遅れる見通しになったことを明らかにしました。

これは、京都大学iPS細胞研究所の江藤浩之教授が28日に明らかにしたものです。江藤教授らのグループは、iPS細胞から血液の成分の血小板を大量に作る技術を開発し、血液の病気の患者に輸血する研究を進めていて、ことしの秋にも安全性や効果を調べるため、実際に人に移植する治験の具体的な計画を国に届け出る予定となっていました。

しかし、使う予定だった京都大学の別のグループが作製したiPS細胞に先月、作製過程のミスが見つかり、提供が停止されたことから、計画の見直しを迫られたということです。

グループによりますと、別のiPS細胞を使って、一から作り直す必要があるということで、治験を届け出る計画は1年半ほど遅れる見通しだということです。

江藤教授は「非常に残念だが、治験を行うための技術はすでに確立しており、待っている患者さんのために今後も研究に取り組んでいきたい」と話しています。

iPS細胞の提供停止をめぐっては大阪大学などが進めている角膜を移植する臨床研究も1年程度、遅れる見通しとなっています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:22:10  | カテゴリ:科学のニュース
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