2017年03月07日 (火)

街を襲う津波をVRで疑似体験 避難ルート検証や防災教育に

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VR=バーチャルリアリティーの技術を使い、南海トラフの巨大地震に伴って街に流れ込む津波を、走って避難する状況の中で疑似体験できるシステムを、九州大学などの研究グループが開発し、避難ルートの検証や防災教育に役立てたいとしています。

九州大学大学院の浅井光輝准教授らのグループは、スーパーコンピューターの「京」を使い、南海トラフの巨大地震に伴って街に流れ込む津波の動きを、地形や建物の影響も組み込んで、3次元で解析しました。
さらにこのデータを、仮想空間の中を自在に歩くことができるコンピューターゲーム用の装置に連動させることで、街なかを歩き回りながら津波の複雑な動きを疑似体験できるシステムを開発しました。

専用のゴーグルを着けると、ビルの2階に達する津波が時間を追って視野いっぱいに迫る様子を立体的に体験することができます。
また、専用の靴で、円盤のような装置の上を歩いたり走ったりすると、それに応じて風景や津波の見え方が変化し、街に流れ込んだ津波から走って避難する状況を体験することができます。

実在の街を再現することもでき、研究グループは、避難ルートが安全かどうか検証したり、津波を正しくおそれるための防災教育に役立てたりすることにしています。

浅井准教授は、「東日本大震災では津波で甚大な被害が出たので、このシステムを減災や防災につなげていきたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:13:04  | カテゴリ:科学のニュース
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