2017年03月09日 (木)

余震域は依然として地震活動活発 地震調査委が見解

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東日本大震災の発生から6年になるのを受けて、政府の地震調査委員会は、巨大地震の余震が起きている、東北と関東の沿岸や沖合では、依然として地震活動が活発な状態が続いていて、今後も強い揺れや高い津波に見舞われる可能性があるとして、引き続き注意が必要だとする見解をまとめました。

政府の地震調査委員会は、9日に都内で定例の会合を開き、6年前の巨大地震の余震が起きている、東北と関東の沿岸や沖合にかけての余震域の地震活動について検討しました。

それによりますと、マグニチュード4以上の地震の発生回数は、巨大地震発生後の1年間では5383回に達しましたが、この1年では368回と15分の1以下に減少しました。

しかし、巨大地震発生前の10年間の発生回数は年平均で136回で、これに比べると、まだ倍以上になっていて、余震域の地震活動は、依然として活発な状態が続いているとしています。

また、巨大地震が発生した次の年の平成24年以降、余震域ではマグニチュード7前後の大地震が、年に1回程度発生していて、去年11月には、福島県沖でマグニチュード7.4の大地震が発生し、仙台港で高さ1メートル44センチの津波が観測されました。

このため地震調査委員会は「今後も長期間にわたって、余震域やその周辺で規模の大きな地震が発生し、強い揺れや高い津波に見舞われる可能性があり、引き続き注意が必要だ」とする見解をまとめました。

地震調査委 委員長「今後も油断しないで」

地震調査委員会の委員長で、東京大学地震研究所の平田直教授は記者会見で、「去年11月に福島県沖で起きた地震のように、東北と関東の余震域では地震活動が活発で、特に沿岸部で地震が多くなっている。こうした場所では地殻変動が続き、陸のプレートが東西に引き延ばされている影響で、陸のプレートの内部で地震が起きやすくなっていて、陸地に近く揺れも大きくなるので注意が必要だ。海外では巨大地震が起きたあとしばらくたってから、再び規模の大きな地震が発生したこともあり、今後も油断しないでほしい」と述べ、引き続き地域や家庭などで防災対策を進めるよう呼びかけました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:20:21  | カテゴリ:科学のニュース
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