2017年03月24日 (金)

再処理工場の審査書案 原子力規制委が本格作成へ

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青森県にある使用済み核燃料の再処理工場について、原子力規制委員会は、事業者が示した重大事故対策を了承し、本格運転の前提となる新しい規制基準の審査に事実上合格したことを示す審査書の案の作成を本格的に進めることになりました。

使用済み核燃料の再処理工場について、事業者の日本原燃は、3年前に、本格運転の前提となる新しい規制基準の審査を申請し、放射性物質を含む廃液の冷却が止まった際などに事故を防いだり放射性物質の外部への放出を抑えたりする対策が議論されてきました。

24日の原子力規制委員会の審査会合では、こうした重大事故対策や業務をチェックして改善する品質管理の体制など安全対策全体の確認が行われ、了承されました。

これを受けて、規制委員会は、再処理工場が審査に事実上合格したことを示す審査書の案の作成を本格的に進めることにしています。

日本原燃は来月中旬にも、審査での指摘を踏まえて修正した書類を提出することにしていて、書類に問題がなければ、規制委員会は、早ければことし6月以降に再処理工場の審査書の案を取りまとめる見通しです。

再処理工場をめぐって、日本原燃は平成30年度上期の完成を目指すとしていますが、本格運転の前には、これまでの試運転でトラブルが相次いだ放射性廃液をガラスで固めて廃棄物にする工程などの検査を受ける必要があり、計画どおりに進むかは見通せない状況です。

また、規制委員会は、青森県に建設中の再処理工場で取り出したプルトニウムとウランを燃料に加工する「MOX燃料工場」についても、重大事故対策を了承し、今後、審査書の案の作成を本格的に進めることにしています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:20:39  | カテゴリ:科学のニュース
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