2017年03月28日 (火)

廃炉の難関「デブリ」取り出し さらに調査必要に

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東京電力福島第一原子力発電所の廃炉最大の難関とされる燃料デブリの取り出しに向け、1号機と2号機でロボットによる調査が行われましたが、撮影された映像でデブリは確認されませんでした。放射線のデータは得られたものの、専門家は今ある情報でデブリの取り出し方法を判断するのは難しく、さらに調査や分析が必要だと指摘しています。

福島第一原発の事故で溶け落ちた核燃料と構造物が混じった燃料デブリが、どこに、どのように存在するのか調べるため、2号機では先月まで、1号機では今月22日までロボットによる格納容器内部の調査が行われました。

27日公開された1号機のデブリがあると見られる場所の映像では、配管の上に事故の前にはなかった落下物や堆積物があるように見え、放射線量もほかの場所より高い傾向が見られたということです。

しかし、1号機では配管などが障害になってカメラを格納容器の床まで下ろすことができず、2号機でもロボットが途中で動けなくなるなど、いずれも映像でデブリを確認するには至りませんでした。

東京電力は放射線のデータが得られるなど一定の成果はあったとしていますが、デブリの具体的な情報が十分得られなかったため、堆積物を採取する方法なども検討することにしています。

国と東京電力がことし夏ごろをめどにデブリの取り出し方法の方針を決めるとしていることについて、廃炉の技術的なアドバイスをしている東京大学大学院の淺間一教授は「今回の調査の情報量は乏しく、取り出しの工法を決定する判断材料が得られたとは言いがたい。2号機で、パイプにカメラを取り付けた簡単な装置が原子炉の真下の状況を捉えたように、ロボットありきではなく、さまざまな技術を応用し、さらに調査・分析することが必要だ」と指摘しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:05:50  | カテゴリ:科学のニュース
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