2017年03月29日 (水)

ガードナー国際賞に遠藤章氏 医学研究で優れた業績

K10010929581_1703292008_1703292020_02_01.jpg

医学の研究で優れた業績を挙げた人に贈られるカナダの「ガードナー国際賞」のことしの受賞者に、血液中のコレステロールを下げる「スタチン」という物質を発見した、東京農工大学の遠藤章特別栄誉教授が選ばれました。

「ガードナー国際賞」の受賞が決まったのは、東京農工大学の遠藤章特別栄誉教授(83歳)です。

秋田県生まれの遠藤さんは、東北大学農学部を卒業後、製薬会社を経て東京農工大学農学部の教授などを務めました。製薬会社に在籍中の昭和46年ごろから、動脈硬化の原因となる血液中のコレステロールを下げる薬の開発に取り組み、昭和48年に青カビが作り出すスタチンという物質が体内でコレステロールが合成されるのを抑え、その値を劇的に下げることを発見しました。

スタチンは、発見から14年後の昭和62年に動脈硬化の治療薬として発売され、現在では毎日推計4000万人が使う薬として知られています。スタチンは心臓発作や脳卒中の危険を下げるほか、卵巣がんや全身の骨を形づくる元となる軟骨ができない「軟骨無形成症」という難病の治療にも有効な可能性があるとして注目を集めています。

ガードナー国際賞は、アメリカのラスカー賞などと並んで受賞者がのちにノーベル賞を受賞するケースが多いことで知られ、去年ノーベル賞を受賞した東京工業大学の大隅良典栄誉教授も、おととし受賞しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:20:20  | カテゴリ:科学のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲