2015年12月28日 (月)

出版物の販売額 過去最大の落ち込み

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ことしの国内の出版物の販売額は、雑誌の売り上げが大きく落ち込んだ影響で、去年より840億円少ないおよそ1兆5200億円となる見通しで、これまでで最大の落ち込みとなりました。

出版業界の調査や研究を行っている東京の出版科学研究所のまとめによりますと、ことし1月から11月までに国内で出版された書籍と雑誌の売り上げは、去年の同じ時期と比べておよそ5.2%減少し、過去最大の落ち込み幅となりました。1年間の販売額は去年より840億円少ない1兆5200億円になる見通しで、これで11年連続でマイナスとなりました。
出版物の種類別にみますと、書籍の売り上げは芥川賞を受賞したお笑い芸人、又吉直樹さんの「火花」が200万部以上の売り上げたほか、新書などは好調だったこともあり、去年から1.9%減少と小幅な落ち込みにとどまりました。一方で、雑誌は前の年から8.2%の減少と、かつてない落ち込みとなり、特に週刊誌の落ち込みが大きくなりました。
出版科学研究所によりますと、スマートフォンの普及により雑誌を読む時間がゲームなどに奪われたことが影響したとみられるということです。出版科学研究所は「今後、出版業の存続を懸けて、書籍の流通や販売の構造変化が一段と進むのではないか」としています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:19:59  | カテゴリ:文化のニュース
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コメント(1)

アメリカが書籍を電子化することで国内の知財をひとしなみ共有する時代が来ると聞いて、淋しい気持がしたのは、20年も前のことです。
電子書籍は、タブレットで軽量化になって、たくさん読めて便利ですね。
でも、マーカーが引きたいとき、困るなとも思いました。
本は、めくるときにたちのぼるインクの匂いや紙の質感が、読書の食指を動かしてくれるし、マーカリングや写し絵も楽しめるし、ページの厚さが変わっていく指の感触で、語彙と物語の蓄財を実感できる楽しみもあるので、そう簡単に捨てたもんじゃないと思っています。
きれいな装丁の本を小脇に抱えていると、朋友のような気がしてきたり、机に置いて飲み物など楽しみながらじっくりページをめくる丁寧なひとときにも刻下を感じられて意義があると思います。
新国立競技場も、ハイテク建築と混在する木と緑が大事なコンセプトでしたね。
電子書籍と紙の本も、そういう関係で、どちらかが淘汰されるということはないのじゃないかなと思いました。

投稿日時:2016年01月02日 22:41 | 雪うさぎ

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