2016年04月12日 (火)

ネットでチケット転売 トラブル相談相次ぐ 対策も

K10010476251_1604121846_1604121851_01_03.jpg

インターネットのオークションサイトで転売されているコンサートなどのチケットの購入を巡ってトラブルの相談が相次いでいて、国民生活センターが注意を呼びかけています。トラブルや高額の取り引きを防ぐため、主催者が対策に乗り出す動きも広がっています。

国民生活センターによりますと、オークションサイトで転売されているコンサートなどのチケットの購入を巡るトラブルの相談は昨年度、240件に上り、3年連続で増加しています。
トラブルの内容は、「通常より高値で落札したにもかかわらずチケットが届かない」とか、「送られて来なかったチケットの代金が返金されない」といったものが多いということです。
また、人気が高いコンサートのチケットが高額で取り引きされ、中には定価の数十倍の42万円になったケースもあるということです。
国民生活センターは、オークションサイトを巡っては出品者への問い合わせができなくなるケースもあり、注意するよう呼びかけています。
一方、最大手のオークションサイトを運営するヤフーは「インターネットのオークションは、コンサートに行けなくなった人と行きたい人とのマッチングの場として役に立ててほしい」と話しています。

対策の動きは

トラブルや高額の取り引きを防ぐため、主催者が対策に乗り出す動きも広がっています。
東京・三鷹市にある三鷹の森ジブリ美術館は、スペースが限られるなか落ち着いて鑑賞してもらおうと、15年前の開館以来、入場日時を指定した完全予約制で運営しています。しかし、転売とみられるケースが相次いでいて、11日に発売された来月分のチケットもすぐに売り切れ、オークションサイトでは、1000円のチケットが2枚でおよそ8000円と、4倍近くの値段ですでに出品されています。
ジブリ美術館には「チケットがなかなか取れない」「本当に行きたい人が買えないのにオークションで高額で売られるのはおかしい」といった苦情が相次いでいて、ことし7月分のチケットから転売防止対策に乗り出すことになりました。チケットに購入者の名前を印字するとともに、転売が疑われる場合には入り口で本人確認なども行って、転売チケットだった場合は入場させない方針です。
美術館を訪れていた女性は「休日にチケットを取れず半休を取ってやっと来られました。対策はいいことだと思う」と話していました。
三鷹の森ジブリ美術館の西岡純一事務局長は「同じ人による大量購入を防ぎ、正しい値段で、行きたい人の手元に渡る仕組みにしていきたい」と話しています。

チケットの転売を防ぐため、スマートフォンを活用した電子チケットと呼ばれる対策を取るところも出てきています。
音楽グループなどのコンサートのチケット販売を請け負う東京・港区の会社は、電子チケットをおよそ2年前に導入しました。インターネットのサイトで名前や住所を登録したうえでチケットを購入し、スマートフォンのアプリにコンサートの日時や会場などが書かれたチケットを表示させます。電子チケットを購入した人は会場でスマートフォンの画面を示し入場することができるほか、仮にコンサートに行けなくなった場合も、この会社のサイトを通じて定価で譲り渡すことができます。
この会社によりますと、プロ野球やテーマパークのチケットでも導入が進んでいるということで、冨田義博社長は「チケットの値段が高くなると、その分、客が訪れる機会が減ってしまう。できるだけ多くの人がコンサートに行きやすい環境を作りたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:27  | カテゴリ:文化のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲