2016年04月14日 (木)

囲碁 井山さん敗れ七冠達成の行方は次局へ

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囲碁で史上初の七大タイトル独占を達成できるか注目が集まっている井山裕太六冠(26)が、14日、長野県で行われたタイトル戦の対局に敗れ、七冠達成の行方は来週以降の対局に持ち越しとなりました。

井山裕太さん(26)は、棋聖や名人、本因坊など、囲碁の七大タイトルのうち「十段」以外の6つを保持していて、史上初めて七冠を達成するのかどうか大きな注目を集めています。
その「十段」のタイトルをかけた十段戦五番勝負の第3局が、14日、長野県大町市で行われ、井山さんは、タイトル保持者で若手のホープとの呼び声も高い伊田篤史十段(22)に挑みました。すでに2連勝し、勝てば七冠達成となる井山さんでしたが、対局は最終盤までもつれる接戦となり、午後6時16分、269手までで白番の井山さんが投了を告げ、伊田さんが中押し勝ちしました。これで井山さんは2勝1敗となり、注目の七冠達成の行方は今月20日に東京で行われる第4局以降に持ち越されることになりました。
対局のあと、井山さんは「打ちたいように打とうと思って精いっぱいやりましたが、力が及びませんでした。次の1局を精いっぱいやるのみです」と話していました。また、1勝目を挙げた伊田さんは「まだまだあとがない状況には変わりがないので、次も自分の力を出したいと思います」と話していました。

地元大阪も応援

東大阪市出身の井山裕太六冠が所属する日本棋院関西総本部は、午後3時から大阪・梅田にある囲碁サロンに、プロ棋士が解説を加えながら対局の棋譜をインターネットで中継する場を設けました。
会場には、史上初の七大タイトル独占を見届けようと120人余りが詰めかけ、対局の行方を見守りましたが、投了が告げられ井山さんが敗れると、集まった人たちからため息が聞かれました。
兵庫県宝塚市から応援に来た60代の男性は「人工知能に勝てるのは井山さんだけだと思っています。七冠を取ってもらいたかったので残念です。次に期待します」と話していました。また、この日のために手作りの号外を用意して会場に持ってきたという井山さんの地元、東大阪市の70代の男性は「号外を配ることができず残念でしたが、井山さんは決して諦めることはないといつも話しているので、次も応援したいです」と話していました。

日本棋院でも中継

井山裕太さんの対局は東京・千代田区にある日本棋院でも中継されました。会場には立ち見が出るほど多くの囲碁ファンが詰めかけ、井山さんの負けが決まるまで真剣な面持ちで対局を見守りました。対局を見ていた70代の男性は「井山さんに七冠をとってほしいと思って見に来ましたが、勝負の世界なのでしかたがないです。次こそ勝つことを信じています」と話していました。また、井山さんファンという7歳の男の子は「ちょっと悔しいけど、次は勝ってほしい」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:19:44  | カテゴリ:文化のニュース
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