2016年05月08日 (日)

作曲家の冨田勲さん死去

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世界的なシンセサイザー奏者で作曲家の冨田勲さんが、今月5日、慢性心不全のため東京都内の病院で亡くなりました。84歳でした。

冨田さんは東京都出身で、慶応大学在学中に本格的に作曲を始めました。
NHKの大河ドラマ「花の生涯」「天と地と」や、「新日本紀行」などのテーマ音楽を手がけました。
昭和40年代からいち早くシンセサイザーを取り入れ、昭和49年にはアルバム「月の光」が世界的なヒットとなり、日本人としては初めてアメリカ・グラミー賞の候補になりました。
その後も「展覧会の絵」、「火の鳥」、「惑星」などの作品を出して世界的に活躍を続けたほか映画やテレビドラマの音楽も数多く手がけ、山田洋次監督の映画、「学校」や「たそがれ清兵衛」などの音楽を担当しました。
冨田さんは今月5日打ち合わせを終えたあと東京・品川区の自宅で倒れ、東京都内の病院に搬送されましたが、午後3時前、慢性心不全のため亡くなりました。84歳でした。
葬儀は7日と8日、親族のみで執り行われ、後日、お別れの会が開かれるということです。

長男の勝さん「父の作品と志はなくならない」

冨田勲さんの長男で慶応大学教授の勝さんは、コメントを発表し、「今まで父の音楽を愛してくださったすべての方々に厚く御礼申し上げます。父は、ことし11月に上演予定の新作を完成させたいという並々ならぬ強い思いを持っていて、倒れる1時間前まで楽しそうにそのイベントの打ち合わせをしていました。父の作品と志は、なくなることはありません。これからも冨田勲をどうぞよろしくお願い致します」としています。

山田洋次監督「音楽で鮮やかに表現」

冨田さんが音楽を担当した映画、「学校」や「たそがれ清兵衛」などの山田洋次監督は「冨田さんは口下手でしたが、ことばでうまく説明できないことを音楽で鮮やかに表現してくれる方でした。毎回、想像できないようなすてきな音楽が出来上がり、立ち会いの日がワクワクするぐらい楽しみでした。冨田さんとまだまだ一緒に仕事をしたいと思っていたのでとても悲しいです」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:14:53  | カテゴリ:文化のニュース
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