2016年05月18日 (水)

国立西洋美術館 7月にも世界遺産登録へ

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東京・上野の国立西洋美術館などフランス人の建築家、ル・コルビュジエが設計した7か国、17の建物についてユネスコの諮問機関は「世界中に現代の建築の基盤を広めた」と評価し、「世界遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめました。これを受けて国立西洋美術館はことし7月にも正式に世界文化遺産に登録される見通しとなりました。

東京・上野にある国立西洋美術館は「近代建築の巨匠」と呼ばれたフランス人の建築家、ル・コルビュジエが設計した日本で唯一の建物です。
日本やフランスなど7か国は、コルビュジエが20世紀の世界中の建築や都市計画に大きな影響を与えたとして、世界文化遺産への登録を目指し合わせて17の建物を共同で推薦しています。これを受けて検討を続けてきたユネスコの諮問機関、イコモスは「世界遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめました。イコモスの勧告は世界遺産に登録するかどうかの最終判断に大きな影響を与えることから、国立西洋美術館はことし7月にトルコで開かれるユネスコの世界遺産委員会で正式に登録される見通しとなりました。
文化庁によりますと、勧告では「新たな建築のコンセプトを革新的な形で示し、世界中に現代の建築の基盤を広めた」などと評価していて、なかでも国立西洋美術館については耐震対策がしっかり行われていることや地元の人たちが世界遺産登録を強く支持していることなどが評価されたということです。
日本の世界遺産は文化遺産と自然遺産合わせて19件ありますが他国との共同推薦で登録されるのは初めてで、東京都内の世界文化遺産は初めてとなります。また、複数の大陸にまたがる初めての世界遺産になるということで、今後は7か国が集まる会議を定期的に開いて保全管理の在り方などを協議することにしています。
コルビュジエの作品はこれまで2度にわたって世界遺産への登録が見送られてきたことから、文化庁の担当者は「ここまで来るのは長かったが、建物の普遍的な価値を強く打ち出すなど戦略を見直したことで今回の勧告に結びついたと思う。90点ぐらいの評価は受けられたのではないか」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:12:46  | カテゴリ:文化のニュース
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