2016年05月20日 (金)

忠犬ハチ公と飼い主夫婦 91年ぶりに同じ場所に

K10010527811_1605200526_1605200526_01_03.jpg

帰らぬ飼い主を駅で待ち続けたことで知られる忠犬ハチ公は、大学教授とその妻とともに暮らしていましたが、これまで妻の遺骨は別の墓に納められていました。しかし、家族と同じ墓に入りたいとの妻の生前の願いをかなえようと、遺族や関係者が協力し、19日、遺骨の一部が移され、ハチと飼い主だった夫婦が91年ぶりに同じ場所で眠ることになりました。

秋田犬のハチは東京帝国大学の教授だった上野英三郎博士と、その妻の八重子さんと一緒に暮らし、博士が外出中に倒れ、亡くなったことを知らずに、東京・渋谷駅で帰りを待ち続けていました。
研究者によりますと、ハチは上野博士が亡くなった10年後に死に、東京・港区の青山霊園にある博士の墓のそばに遺灰の一部が納められたとされていますが、妻の八重子さんの遺骨は博士との婚姻届が出されていなかったことから、別の墓地に納められていました。
八重子さんは生前、家族と同じ墓に入りたいと願っていたということで、3年前にハチ公の展覧会が開催されたことをきっかけに、遺族や関係者が話し合い、その思いをかなえようと19日、遺骨の一部が移され、上野博士の墓に納められました。
上野博士が亡くなったのは大正14年で、飼い主だった夫婦とハチが同じ場所で眠るのは91年ぶりです。
八重子さんのひ孫の高橋将美さんは「愛情というのは長い時間がたっても、人を結びつける力があると感じました。ひいおばあさんのこれからの幸せを祈っています」と話していました。
ハチ公の研究を行っている渋谷区郷土博物館・文学館の松井圭太学芸員は「ハチは上野博士をお父さん、八重子さんをお母さんと思っているくらい大好きだったようです。みんなが一緒に過ごせるようになり、とてもうれしいです」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:05:26  | カテゴリ:文化のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲