2016年06月09日 (木)

市川海老蔵さん会見 主なやり取り

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フリーキャスターの小林麻央さん(33)が乳がんと診断され、抗がん剤を使った治療を続けていることを、麻央さんの夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが明らかにしました。9日、海老蔵さんが開いた記者会見の主なやり取りです。

「前向きに闘っています」

Q:進行性がんという記事がありましたが、病名は?
A:そうですね、進行性がん、単刀直入に言うと乳がん。1年8か月ほど前に分かりました。

Q:分かったきっかけは?
A:人間ドックを夫婦2人でよく行っていまして、結果的に、何回か調べたうえで分かりました。

Q:分かったときのステージは?病名、進行具合は?
A:進行具合に関してはかなりスピードの速いもので、なかなか大変なものではないかというようなご意見を、お医者さまから頂いた。

Q:(長男の)勸玄君のお披露目は、病院から抜け出して?
A:そうですね、去年のせがれの初お目見えに関しては、すでにそういうことだったので、休むか行かないかという話し合いもさせていただきました。本人としては、勸玄の初お目見えということで、覚悟を決めて行った。私としては本当にそれでいいのかという気持ちもありましたが、話し合った結果、そういう形を取りたいというのでそうなった。

Q:現在は?
A:比較的深刻ではあると思う。現在、抗がん剤治療をやっている。抗がん剤というのは、人によって効いたり効かなかったりということがあるそうで、それを今探りながらやっていくなかで、よかったりよくなかったりを繰り返し、手術をする方向に向かって治療しています。本人は自分で理解していますから、前向きに病気と闘っています。

Q:入院はいつごろ?
A:入院はずっとしていました。つい最近、通院という形がとれるようになったので、通院という形。でもやっぱり不安定なものですから、調子が悪ければ入院もありますし、調子がよければ通院という形で、抗がん剤治療を継続しています。中心として、治療は抗がん剤ですね。

「私には計り知れないつらさ」

Q:お子さんの受け止めは?
A:非常に長く、1年と8か月くらい、長いものですから。特に長女の麗禾が4歳、もうすぐ5歳なので、状況が少しずつ分かってきているし、とても淋しい思いをさせているし、彼女自身はそれを分かっていながら、自分の中で闘って、踏ん張って、頑張っているんだなということも、日々感じていますね。

Q:麻央さんは今回の病気をどのように受け止めている?
A:誰よりもいちばん本人がつらいと思うんです。元気になりたいという気持ちと、小さい子どものそばにいられない母親の気持ち、私には計り知れないつらさ、苦しさと闘っていると思うので、「どのような」というのは。彼女もつらいときは私にそういう話もするんですけど、気丈な部分もございますので、明るくふるまってくれます。

Q:子どもさんたちに、麻央さんがことばをかけていることは?
A:そうですね、お見舞いとか、たまに帰ってきたときには、子どもと楽しく過ごす。子どもたちも、いないからどうこういうこともないので、病院から来ている数時間、もしくはお見舞いの数十分は、そういった会話ではなく、きらきらした時間を過ごしています。

「存在の大きさを痛感」

Q:麻央さんの存在の大きさを改めて感じる?
A:やはり麻央がいたからこそ私たちがいますし、いないと淋しいですし、家にいないと、子どもと寝てても、子どもが寝たあとに空虚な時間があったりですとか、芝居に行くときも、いつもの麻央が「いってらっしゃい」「おかえりなさい」というのとは、私自身も1年8か月は違った。そういうことで、改めて麻央という存在の大きさを、私自身、そういう意味ではひどく痛感しています。

Q:(病状の)ステージは聞いていますか?
A:聞いてますけれど、そこはどうするのかという話で、ステージということで、さっき言った「深刻だ」ということでひとつご理解していただければいいかなと思っています。まあ、簡単に治らないからこそ、今こういう、時間が経過して、このような会見となっているわけですから。まあそういうことですね。

Q:入院中には手術は?
A:そこに至らないので、今、抗がん剤治療をしています。

Q:子どもたちにはいつどういう形で伝えた?
A:たぶん、きょうこれ(会見)を見てると思うんですね。これで、長女のほうはちゃんと分かる。せがれはまだ分からないですけど。ですから、ママが帰ってこないのはなぜかというクエスチョンは最初のころはありましたね、最近は減ったんですけど。ごまかしながらしゃべって、虫に刺されたんだよとか。もうちょっと元気になって、病院で元気になるように、麗禾と勸玄と元気に遊べるように、元気になるようにやってるから、ちょっと待ってねというふうに、きちんと話していく。

Q:病気が分かって、麻央さんにはどう声をかけた?
A:忘れもしないですね。私もちょうど人間ドックで、彼女も人間ドックで、結果がなんか似てたんですね。どっちが陽性、どっちが陰性だみたいな話があって。私はそのときは大丈夫だったんですが、麻央がそうだったときに、ちょうど日本橋で私が芝居をしていたのかな。それで日本橋のホテルで2人で話し合ったときの、私自身、途方に暮れたというか、どうしようかなと、本当に何もできない。だけど舞台はやらなきゃいけないというなかで受け止め。麻央本人も「途方に暮れた」よりももっと、女性のほうがそういう部分は気丈で、きちんとものを見ている部分が、冷静にものを見ている部分があるので、そういう意味ではショックは私よりも大きかったと。それからやはり、なにか、時が過ぎるのを忘れるようなときをしばらく2人で過ごしたという記憶があります。

「父親として逃げも隠れもせず」

Q:子ども小さい、母に会えない1年8か月、本当につらいと思うが?
A:子どものことを思うと、「途方に暮れる」なんてことばでは乗り切っていけなくて。やはり父親としてこの状況を、逃げも隠れもせず、堂々と、子どもたちにそういったものを、ちゃんと導いていけるような環境作りをきちんとしないといけないということは、自分の中では分かっているつもりです。わが家は今、こういう状況のなかで、非常にみんな弱っている。私はみんなを支えていくということに尽くすだけ。子どもたちは、ひたすら麻央が元気になることを、むくに願っているのではないでしょうか。

Q:あえて明るく子どもと接していくという気持ちも?
A:ただ、日常ですね、1年8か月前から、われわれの状況は基本的に変わっていなくて。本日、そういったような報道によって、こういう環境になったということですから。きょうからわが家は切り替えて、できれば皆様にお願いしたいことは、やはり病気ですし、子どもたちも小さいですし、やらなければいけないことはたくさんありますので。なるべく麻央がどうなったか、元気になっていく状況、もしくは子どもたちが元気にやっている姿は、僕がご報告することができるので、なるべく見守っていただきたいというのが本音ですね。

Q:麻央さんをどんなことばで励まし支えている?
A:そうですね。病気を患っている場合はどんな方もそうだと思いますけど、ポジティブな部分とやはりネガティブな部分があると思うんです。ポジティブな部分もネガティブがあるからポジティブになるんでしょうけど、やはりそこは、元気な状況とは違いますから。私としては元気がないときに、楽しい、くだらない話とか、「必ず元気になるよ」と話をすることしか。そばにもいられないことが僕の場合多いので。地方で1か月間、歌舞伎とかテレビの撮影とか、非常に多いので、最近は電話で1時間2時間しゃべっちゃうこともあったんですけど、そういうような日々を過ごしながら、お互いのメンタルを、彼女も私を。もちろん私もだめなところいっぱいあるわけですから。そういうところを直してくれるし、私も彼女のつらいところをバックアップできるようなことをしていることが多かったですね。

「好きなものを食べさせてあげたい」

Q:こうしてほしいとか、麻央さんが要望することはあった?
A:そうですね。比較的食欲があるときがあるんです。そういうときに、どうしてもこれが食べたいんだっていうものがある場合、いろいろ食事療法とか、お医者様の見解はありますけど、私の立場からすると、好きなものを食べさせてあげたいなっていう気持ち。彼女が食べたいなっていうものがあった場合には、ちょっと同行したりして、ちょっと食べて失礼したり、そのくらいですかね。「これをしてほしい」というのはあまりないです。

Q:子どもに対しては麻央さんは?
A:思わなくていいと思うんですけど、「申し訳ないな」という気持ちが強いのではないですか。ちょうど2、3、4歳という時期は子どもにとっても重要な時期の1つで、いろんな要素が作られていく状況の1つ。人生の選択をするいちばん最初の時期だということで、自分がそばにいてやってあげられないことが、彼女の中では、真面目ですから、多いんだと思うんですね。だから、非常に心苦しく思ってるんでしょうが、一応そういうのも話し合って乗り越えているつもりですけど、今、彼女もこれ(会見)見ているんで。

Q:お子さんのものを病室に置いたりとかは?
A:幼稚園で作ったもの、絵とか、折り紙で作ったものとかいろんなものを作ってきますので、それをママにあげる。お見舞いに行くときは、特に麗禾は、いろんなものをママにあげてますね。

「とにかく元気に」家族の願い

Q:この1年8か月長かったと思われますが、どういう日々だった?
A:「長かったと思われる」って言いますけど、これからもまだ続くわけですから。非常におのおのが忍耐のいる1年8か月。そして、おのおのが非常に悲しんだ1年8か月だったんじゃないでしょうか。1年8か月間公にならなかったことが本当に奇跡かなと。本来もうちょっと早くなってしまうことだったんでしょうけど。少し今は落ち着き出しているところもあるので、これ以上早く見つからなくてよかったなという本音と、できればずっとこのようにならずに、元気になるまではわれわれの家族が支えきりたかったなという。でもこうなったので、少しはもう隠さないでいいという、ほっとする部分もありますけど。とにかく元気になってもらうことが、われわれ家族としましては、いちばんに願うことなので。1年8か月つらかったですけど、いつか「あの時間は大変だったけど、家族にとってはとってもいい経験になった時間だったね」という会話ができるように、それを夢見て。1年8か月と言いますが、600日の日々、積み重ねてきたわけですから。600弱か。なかなか大変だったと思います。

Q:これから、家族でやりたいことは?
A:あえて言わせていただくと、ずっと休み取らずに仕事をしてきたんですけど、ことしは休みを取ろうと思いまして。体調しだいでどこか行こうと思うので、皆さん絶対追いかけてこないでください。本日はお忙しいなかありがとうございました。麻央が一日でも早くよくなるよう頑張りますので、なるべく静かに見守っていただきたいというのがわれわれ家族の願いです。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者:かぶん |  投稿時間:22:30  | カテゴリ:文化のニュース
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