2016年07月07日 (木)

手塚治虫さんらが暮らした「トキワ荘」復元へ

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手塚治虫さんなど日本を代表する数多くの漫画家が暮らしたことで知られる東京・豊島区のアパート「トキワ荘」が、跡地近くの公園に復元されることになりました。

「トキワ荘」は、手塚治虫さんや赤塚不二夫さんなど多くの漫画家が生活しながら腕を磨いたことで知られ、昭和57年に老朽化で建物が取り壊されたあとも、跡地には多くのファンが訪れています。
このため地元の豊島区では、跡地近くの公園にトキワ荘の建物を復元することにしました。
建物は原寸大で、4畳半の部屋が並んだ当時の2階建ての外観をできるかぎり忠実に再現するということです。
内部については漫画家の里中満智子さんや地元の人たちで作る検討会議で協議することにしていて、日本を代表する漫画家たちの作業風景を再現する部屋のデザインなどを検討していくということです。
建物は4年後の東京オリンピック・パラリンピックまでに建設を終え、オープンを目指すということで、豊島区の高野之夫区長は記者会見で「今や世界に誇る日本の漫画やアニメの文化の聖地とも言える場所を復元し、多くの人に発信したい」と話しました。

小池さんのモデル「本当にうれしい」

昭和30年ごろ、トキワ荘で暮らしていたアニメーション作家の鈴木伸一さんは、「オバケのQ太郎」にも登場するラーメン好きでいつもラーメンを食べている「小池さん」という男性のモデルとなりました。
鈴木さんはトキワ荘での生活について、「当時はお金がないなか、兄弟のように仲間たちで同じ屋根のもと一生懸命、作品作りを手がけました」と振り返りました。
トキワ荘を復元することが決まったことについて、「トキワ荘は隙間から光がさすぐらい古い建物でしたが、懐かしい建物が復元されると知り本当にうれしい」と話していました。

商店街も期待

トキワ荘の近くにある地元の商店街で、トキワ荘をPRして商店街を活性化させようと活動を続けてきた小出幹雄さんは区と連携しながら、商店街の中にあるトキワ荘を紹介する休憩所や記念のモニュメントなどを整備してきました。小出さんは、「ピーク時にはこの商店街にも300を超える店がならびにぎやかだった。今は店の数が80ほどに減りましたが、トキワ荘の復元をきっかけに国内外の多くの漫画ファンに来てもらい、商店街の活性化につなげたい」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:16  | カテゴリ:文化のニュース
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