2016年10月12日 (水)

ハンセン病最後の語り部95歳男性亡くなる 鹿児島 奄美

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鹿児島県奄美市にある国立ハンセン病療養所で、この療養所の最後の語り部として活動してきた95歳の男性が、亡くなりました。語り部として活動する人がいなくなったのは、全国の療養所で初めてで、当事者の体験をどう語り継ぐかが課題になっています。

国立ハンセン病療養所「奄美和光園」では、入所者が、訪れた人に国の誤った隔離政策で受けた差別や苦しみなどの体験を伝える語り部の活動が行われています。療養所によりますと、入所者の高齢化に伴い、語り部の数は減っていき、ただ1人残った最後の語り部として活動してきた95歳の男性が、11日亡くなったということです。
全国に13ある国立ハンセン病療養所にNHKが取材したところ、語り部として活動する人がいなくなったのは、奄美和光園が初めてです。
奄美和光園では、これまでに撮影した語り部の映像などを使って、体験を語り継いでいきたいとしています。
全国の国立ハンセン病療養所の入所者の平均年齢は、先月末の時点で84.7歳と高齢化が進んでいて、当事者の体験をどう語り継ぐかが課題になっています。

奄美和光園の加納達雄園長は、「私たちは、ハンセン病の歴史について話すことはできますが、実体験を語れるのは、当事者の入所者だけです。その声をなんとか残し、後世に伝えていく努力を続けていきたいです」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:20:43  | カテゴリ:文化のニュース
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