2016年10月14日 (金)

吉田拓郎さん「ボブ・ディランがいたから今日がある」

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ボブ・ディランさんがノーベル文学賞の受賞者に選ばれたことについて、吉田拓郎さんが「ボブ・ディランが居たから、今日があるような気もする」とコメントするなど、影響を受けた日本のミュージシャンなどから祝福の声が上がっています。

このうち、ボブ・ディランさんからフォークシンガーとして大きな影響を受けてきたという吉田拓郎さんは「もし、あの時にボブ・ディランが居なかったら、と考える。ボブ・ディランが居たから今日があるような気もする。多くの事がそこから始まったと僕は思うのだ」と
コメントしています。

加藤登紀子さん「受賞は歌手としてうれしい」

また、同世代の歌手でコンサートに足を運んだこともあるという加藤登紀子さんは、「音楽の詞に文学的価値があるというのは当然だと思いました。ボブ・ディランが受賞してくれたことで歌手としてはうれしい」と喜んでいました。
その歌詞について、加藤さんは「非常に暗示に満ちた表現というか、普通に日常で使っている言葉なんだけど、その向こう側に深い意味が入っている。深い意味を分厚い本にして書くこともできるけれど、それをすごくシンプルな言葉で歌詞として残すというのが文学だという評価はすばらしいと思う」と話しました。
そして、「ディランが初めて武道館に来たときのコンサートは本当に感動的だった。かなり年齢の幅が客席にあるのに、知らない者どうしが立ち上がって皆で歌える。そういう共通のものになれたことが、ディランがいてくれて、よかったという思いにつながっているのでは」とコンサートの思い出を話していました。

「ホフディラン」の2人 魅力を語る

ボブ・ディランさんを敬愛している2人組のバンド、「ホフディラン」の小宮山雄飛さんは、「『風に吹かれて』などの作品は単純に反戦を訴えるスピーチのような歌ではなく、ロックを成立させながら主義主張がリズムに乗って入っている点が文学的だと思います。
その後のミュージシャンはもちろん、文学・小説の表現にまで影響を与えている存在です」と、ディランさんの歌詞の文学性の高さを強調しました。

もう1人のメンバー、ワタナベイビーさんは、印象的な歌詞として、代表曲の「ライク・ア・ローリング・ストーン」の中で「どんな気分だ」と繰り返す部分を挙げたうえで、「うぬぼれているような時に、頭の中でこの歌詞が聞こえてきて、謙虚にならなければと思い直します。最初は歌詞の意味もわからず、歌声やリズムで聞いていたのが、意味がわかるとドキッとします。シンプルで心に突き刺さる歌詞を自分たちの歌でも目指していきたいです」と話していました。

2人の元にはディランさんの受賞決定を喜ぶファンなどから次々とメッセージが寄せられてるということで、小宮山さんは「ボブ・ディランがノーベル賞を受賞するなんて予想していなかったので、突然『おめでとう』とメッセージがたくさん届き、何のことかわからなかったほどです」と話していました。

みうらじゅんさん「フォーエバーヤングに祝福を!」

熱烈なファンとして知られるイラストレーターのみうらじゅんさんは、「『あなたのやったようなことをやった人がそれほどいない』と、憧れのウッディ・ガスリーに捧げた歌詞がそのまま今のあなたになりました。当時、難解と言われた歌詞も、この受賞によって全ての謎が解けることでしょう。今なお現役で、しかも新譜を歌い、世界を回っておられるディラン、あなたがやったようなことをやった人はそれほどいないどころか、確実にいない。フォーエバーヤングに祝福を!」というコメントを発表しました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:14:16  | カテゴリ:文化のニュース
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