2016年10月22日 (土)

登山家の田部井淳子さん死去 女性初エベレスト登頂

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世界最高峰のエベレストへの登頂に女性として世界で初めて成功した登山家の田部井淳子さんが、20日、がんのため埼玉県内の病院で亡くなりました。77歳でした。

田部井さんは福島県三春町出身で、大学を卒業後に本格的な登山を始めました。そして、昭和50年には世界最高峰のエベレストへの登頂に女性として世界で初めて成功したほか、アフリカのキリマンジャロやアメリカのデナリ、かつてのマッキンリーなど、世界の7つの大陸の最高峰の登頂にも女性として初めて成功しました。

田部井さんは山岳環境の保護団体の代表を務めるなど、環境保護の大切さを訴える活動にも取り組んできたほか、本の執筆やテレビ出演などを通じて山登りの魅力を伝え続けました。また、東日本大震災が発生したあとは、登山を通じて被災地の復興を支援しようと、避難生活を続けている福島県の人たちとともにハイキングを続けたほか、東北の高校生とともに富士山に登る活動も続けました。

田部井さんは4年前にがんと診断されたあとも、抗がん剤治療を受けながら活動を続けてきましたが、家族によりますと、20日午前10時ごろ、入院先の埼玉県川越市内の病院で亡くなりました。

ことし7月に東北の高校生とともに登った富士山が、長い登山人生の中で最後に登った山になったということです。

登山家 北村節子さん「パワフルで前向き」

登山家の田部井淳子さんとともに、エベレストをはじめ世界のさまざまな山に登った登山家の北村節子さん(67)は「田部井さんは小柄なのにパワフルで前向きな方だった。がんになったあとも、周りが心配する中で『好きなことをやっているほうが体にいいんだ』と言って頻繁に登山していました。もっとたくさんの山に一緒に登りたかったので非常に残念です」と話していました。

冒険家 三浦雄一郎さん「最後まで山にチャレンジ」

田部井さんとおよそ30年のつきあいがあったという冒険家の三浦雄一郎さんは「世界から愛される最高の登山家の1人であり、亡くなったのは残念だ。70歳をすぎてがんで苦しいはずなのに、会うたびに次はどの山に登るのか、うれしそうに話していたことからすると、最後まで山にチャレンジし続けたすばらしい人生だったと思う」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:21:26  | カテゴリ:文化のニュース
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