2016年11月12日 (土)

電子音楽の第一人者 冨田勲さんの遺作を上演

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シンセサイザーを使った電子音楽の第一人者で、ことし5月に亡くなった作曲家の冨田勲さんが、亡くなる直前まで手がけていた遺作が、11日夜に上演され、世代を超えた多くのファンが訪れました。

冨田さんは、シンセサイザーを使った楽曲制作にいち早く乗り出し、クラシックの名曲を大胆に解釈した曲や宇宙を題材にした壮大な作品などを発表して世界的に活躍しましたが、ことし5月、84歳で亡くなりました。
冨田さんが亡くなる直前まで創作を続けていた「ドクター・コッペリウス」が、11日夜、東京・渋谷区のコンサートホールで上演され、世代を超えた大勢のファンが詰めかけました。
作品はバーチャルシンガーの初音ミクが、オーケストラとシンセサイザーの演奏に合わせて歌うほか、舞台上の空間に立体的に浮かび上がって生身のダンサーと一緒にバレエを踊ります。
楽曲は冒頭部分が出来上がっていませんでしたが、生前未発表だったシンセサイザーの音を加えて完成させたということで、冨田さんが幼いころから抱いていた宇宙への憧れが壮大な音楽に乗せて表現されています。
上演が終わると、スクリーンに冨田さんの写真が映し出され、客席から大きな拍手が送られていました。
訪れた53歳の女性は「初音ミクが人間とバレエを踊るシーンが幻想的でした。これからも永遠に残る作品だと思います」と話していました。
また、担当プロデューサーの服部玲治さんは「冨田先生は生前ずっと宇宙に行きたがっていました。これでやっと宇宙に向かって旅立てたと思います。先生も喜んでくれているはずです」と感慨無量の表情で話していました。
冨田さんの遺作の公演は12日も行われます。

投稿者:かぶん |  投稿時間:07:06  | カテゴリ:文化のニュース
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