2016年12月01日 (木)

年間ベストセラー 文芸作品に復調の兆し

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この1年間の書籍のベストセラーは、本屋大賞や芥川賞の受賞作などことし話題になった小説が上位に入り、文芸作品の売れ行きに復調の兆しが見られました。

出版物の取り次ぎをしている日販=日本出版販売は、11月25日までの1年間に販売された本の部数のまとめを1日、発表しました。

それよりますと1位は、作家で元政治家の石原慎太郎さんが、田中角栄元総理大臣の生涯を一人称で書いた「天才」で、これまでの発行部数は92万部となっています。

2位は、子どもを寝かしつける心理学の理論に基づいてスウェーデン人科学者が書いた絵本、「おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本」

3位は、魔法使いの少年の冒険と成長を描いた「ハリー・ポッター」シリーズの最新作、「ハリー・ポッターと呪いの子」でした。

このほか、インターネットの小説投稿サイトに掲載されたのがきっかけで出版された住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」が4位、ことしの本屋大賞を受賞した宮下奈都さんの「羊と鋼の森」が7位、芥川賞を受賞した村田沙耶香さんの「コンビニ人間」が8位に入り、上位10作品に入った小説が又吉直樹さんの「火花」だけだった去年と比べ、文芸作品の売れ行きに復調の兆しが見られました。

一方、文庫本では、映画の原作となった新海誠監督の「小説君の名は」が映画のヒットに合わせて売り上げを伸ばし、これまでに132万部を発行して1位になりました。

日販は、「ここ数年は実用書が上位に入るケースが多かったが、小説の話題作が豊富だったことが売れ行きにつながった。ミリオンセラーはなかったものの若い世代にも売れた文芸作品もあり、雑誌と比べ書籍の販売は堅調だった」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:58  | カテゴリ:文化のニュース
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