2017年01月10日 (火)

キネマ旬報ベスト・テン 1位は「この世界の片隅に」

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去年を代表する映画を選ぶキネマ旬報ベスト・テンが10日、発表され、日本映画の1位には片渕須直監督のアニメーション映画「この世界の片隅に」が選ばれました。アニメーション作品が1位になるのは、昭和63年の「となりのトトロ」以来、28年ぶりです。

キネマ旬報ベスト・テンは、大正8年に創刊された映画専門誌「キネマ旬報」が主催して、1年を代表する映画を映画評論家などが投票によって選ぶもので、今回が90回目と日本で最も歴史がある映画賞です。

日本映画や外国映画などのベスト・テンのほか、監督や俳優などに贈られる賞があり、このうち日本映画の1位には片渕須直監督のアニメーション映画「この世界の片隅に」が選ばれました。

この作品は、こうの史代さんの漫画が原作で、戦時中の広島や呉を舞台に厳しい生活の中でも明るさを忘れない主人公の女性の日常を描いた物語です。

アニメーション作品が1位に選ばれたのは、昭和63年の宮崎駿監督の「となりのトトロ」以来28年ぶりです。また、片渕監督はアニメーション作品の監督として初めて監督賞を受賞します。

日本映画の2位には、庵野秀明さんが総監督を務めた人気映画シリーズの最新作「シン・ゴジラ」が、そして、3位には深田晃司監督の「淵に立つ」が選ばれました。また、外国映画の1位はニューヨークで実際に起きた飛行機事故を題材にした、クリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡」が選ばれました。表彰式は、来月5日に行われます。

片渕監督「多くの人が口コミで紹介してくれた」

日本映画の1位に選ばれた「この世界の片隅に」の片渕須直監督はNHKの電話インタビューに応じ、「アニメーション作品がこのような栄えある賞に選ばれたことがとてもうれしいです。受賞することになったのは、これまでにいろいろな方たちがアニメ作品を作ってきた蓄積があったからだと思っています」と喜びを語りました。

また、「多くの人が口コミで作品を紹介してくれて、若い人からお年寄りまで自分たちの想像を超える多くの人に映画を見てもらえている。若い人には、この映画をきっかけに当時の様子を知ってもらいたいし、多くの世代が共通の話題で話ができるきっかけを作れてよかったと思っています」と述べました。

アニメーション作品の監督として初めて監督賞を受賞したことについては、「高畑勲さんなど、偉大な映画監督を差し置いて受賞することになり、申し訳ない気持ちです。この賞をきっかけに、これまでの多くのすばらしい作品や、これから作られていく作品などアニメーションの世界に興味を持ってくれる人が増えていったらうれしいです」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:17:50  | カテゴリ:文化のニュース
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