2017年01月24日 (火)

「レッドタートル ある島の物語」 アカデミー賞にノミネート

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アメリカ映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞の各賞の候補が発表され、長編アニメーション賞にスタジオジブリが製作に関わった「レッドタートル ある島の物語」がノミネートされました。

ことしで89回目となるアカデミー賞は24日、各賞の候補が発表されました。

このうち、長編アニメーション賞にはスタジオジブリが初めて海外の監督と一緒に製作した「レッドタートル ある島の物語」がノミネートされました。

この映画は、嵐の中を漂流して無人島に流れ着いた男性が、島で生活していく中で謎の女性と出会い、その後生まれた子どもと一緒に3人で暮らしていく物語です。

上映時間80分の中でセリフは一切なく、海の中をゆったりと泳ぐカメや砂浜を歩くカニなど、動物と人の営みがシンプルな背景とともに丁寧に描かれています。

この映画は、日本とフランス、ベルギーの国際共同製作で、スタジオジブリが製作に関わる映画が長編アニメーション賞にノミネートされるのは、4年連続、6回目です。

一方、国内で2年ぶりに興行収入が200億円を突破し、注目されていた日本の新海誠監督の作品「君の名は。」はノミネートを逃しました。

また、アメリカを代表する映画監督、マーティン・スコセッシさんが監督を務め、遠藤周作の小説を映画化した「沈黙ーサイレンスー」が撮影賞にノミネートされました。

このほか、ロサンゼルスを舞台にしたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」が作品賞や監督賞など、最多となる13部門で14のノミネートを果たしました。

アカデミー賞の発表と授賞式は来月26日、ハリウッドで行われます。

「レッドタートル ある島の物語」とは

映画「レッドタートル ある島の物語」は、これまで数多くのヒット作品を生み出してきたスタジオジブリが、初めて海外の監督と一緒に製作したアニメーション映画です。

映画を手がけたのは、オランダ人のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督で、スタジオジブリの高畑勲監督と鈴木敏夫プロデューサーも製作に携わりました。

映画は、嵐の中を漂流して無人島に流れ着いた男性が、島で生活していく中で謎の女性と出会い、その後、生まれた子どもと一緒に3人で暮らしていく物語です。

上映時間80分の中でセリフは一切なく、海の中をゆったりと泳ぐカメや砂浜を歩くカニなど、動物と人の営みがシンプルな背景とともに丁寧に描かれています。

去年のカンヌ映画祭で「ある視点部門」の特別賞を受賞したことでも大きな話題となりました。

「もの凄く嬉しいです」

映画「レッドタートル ある島の物語」がアカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされたことについて、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「外国人を起用して作った初のジブリ作品がノミネートされてもの凄く嬉しいです」というコメントを発表しました。

また、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督は「ノミネートされたことを嬉しく思います!多くの献身と情熱をもってこの作品を作った私達すべてにとって、素晴らしい名誉です」とコメントしています。

長編アニメーション賞とジブリ映画

アカデミー賞の長編アニメーション賞では、過去に5回、スタジオジブリが製作に関わる映画がノミネートされています。

最近では、2014年、宮崎駿監督の「風立ちぬ」、2015年、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」、そして去年、米林宏昌監督の「思い出のマーニー」がノミネートされていて、今回で4年連続となります。

また、もし受賞すれば2003年の宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」以来、2回目の快挙となります。

「沈黙ーサイレンスー」とは

映画「沈黙ーサイレンスー」は、アメリカを代表する映画監督、マーティン・スコセッシ監督が、作家、遠藤周作の小説「沈黙」を映画化した作品です。

映画は原作にほぼ忠実に作られていて、江戸時代初期に長崎で行われていたキリシタンの弾圧をテーマに、日本を訪れた若き宣教師が信仰とは何かや人間にとって本当に大切なものは何なのかを問い続ける作品です。

キリシタンの役を窪塚洋介さんや映画監督も務める塚本晋也さんが演じているほか、キリシタンを弾圧する幕府の役人としてイッセー尾形さんが出演するなど、多くの日本人俳優が参加しています。

映画は今月21日から全国で公開されています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:22:41  | カテゴリ:文化のニュース
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