2010年01月20日 (水)いつもいっしょに・・・ -野村正育-


 と言っても、そんなにロマンティックな話ではありません。
 2010年・平成22年が始まりました。
 どの年をとっても同じものはなく、それぞれが特別であることに変わりはないのですが、やはり節目の年の始まりにあたっては感慨があります。

 今年の干支は寅。48歳になる私は年男です。
 ふりかえってみるとNHKに入局したのが1986年。そのときは24歳の年男でした。早いものでそれから二回り目の寅年ということになります。
ちょうどNHK入局の前の年数と入局の後の年数が同じになりました。
人生の半分をNHKで過ごしたのだな、と感じ入ってしまいます。(ちょっと大袈裟ですね・・・)

 京都放送局を振り出しに、アメリカABCでの研修をはさんで、東京、大阪、東京と転勤を重ねつつ、24年間ずっと最前線で放送に携わってくることができました。
 京都時代の金閣の修復、平等院での「行く年くる年」、国鉄がJRに変わる朝の中継などに始まり、阪神大震災、地下鉄サリン事件、ペルーの日本大使公邸人質事件、と様々な場面に立ち会い、放送の中で伝えてきました。
 その間、ずっと一緒だったパートナーがいます。
それは、アナウンサーにとって必要不可欠なもの、ストップウォッチです。

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 正確な時刻を知り、コメントの時間を計る。
 どんな放送でも常に一緒に乗り切ってきた戦友なのです。
 何の変哲もない、ごくふつうのストップウォッチです。特別な機能がついているわけでもありません。
今では買った店も定かではないのですが、新人のころ以来、買い換えることもなく、ずっと一緒に仕事をしてきました。何度か電池は交換しましたが、故障したことは一度もありません。
 今では、このストップウォッチがないと何だか落ち着かなくて、他に時計があり、何の心配も要らないスタジオにも必ず一緒に入ることにしています。
 さて、このストップウォッチ。裏返してみると、そこには読みにくくなってはいますが「BAMBI」の文字が。
 これは何?

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 信じがたいことかもしれませんが、24歳当時の私には、今からはおよそ似つかわしくないニックネームがつけられていたのです。
「バンビ」!
 元祖「草食系」?!と笑ってしまいますが、これも何かの縁と、すっかり古びたネームをはがさずに残しています。 
今では十分に気をつけて、このストップウォッチ、置き忘れないようにしています。
万が一、なくしてしまうと自分のところには戻ってこない心配があるからです。
 「BAMBI」じゃあ、誰が持ち主かわかりませんから。

投稿者:野村正育 | 投稿時間:19:43

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