2013年8月19日

母校にて  寺川奈津美


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こんにちは。寺川奈津美です。
先日、大学時代の恩師の計らいで、
母校で講演する機会をいただきました。
対象は、就職活動を控えた理工学部の学生です。
社会人の先輩として、今の仕事に至るまでのエピソードや
現在の仕事内容について話をしました。

まず今の仕事に至るまでの話ですが、
恥ずかしながら私は大学時代、
自分は何がしたいのか全くわかっていませんでした。
卒業した後、いくつかの仕事を経験していく中で、
自分がやりたいことが見えてきたというのが正直なところです。
塾講師をしていたときには
子供たちに対して
「わかりやすく伝えたい」という気持ちを強く持ちました。
前任地のNHK鳥取放送局では
キャスターという仕事を通して「放送の意義」を強く感じました。
・・・とここでは簡単にまとめましたが
講演の中では、
思うようにいかずに涙したことや
辛かったエピソードなどを中心に、
恥を忍んでお話ししました。
それこそが就職活動を控えた学生に、
私から伝えられることだと思ったからです。

続いて、現在の仕事内容については、
気象災害現場で実際に感じたことを中心に話しました。
例えば九州北部豪雨の被災地を訪れたときのことです。
ある親子が炎天下の中、瓦礫の片付けをしていました。
家の目の前まで土砂がおしよせ、
大変こわい思いをされたということでした。
お父さんは、無事だった子供たちを前に
「次は絶対に早く逃げる」と話し、
「この経験は語り継いでいかなければならない。
子供たちにもそう言って聞かせる」と仰っていました。

これらの言葉は私の心に強く響きました。
災害の恐さや教訓を多くの人に伝え、
減災に努めることが私の役目なのだと再認識しました。

学生たちは最後までよく聴いてくれました。
前に立つと、思っていたより1人1人の顔がよく見えるんですね。
真剣な表情で聴いてくれる学生たちをみて、
もっと伝えたいという気持ちがわき起こるとともに、
学生時代に居眠りしていた自分を思い出し、反省しました。
(まさか10年後に反省することになるとは!)

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講演後、学生たちがまとめたリポートを見せてもらいました。
「こんな防災活動をしたらどうか」という意見や、
「気象情報に興味をもった」という、
うれしい言葉もありました。
また、多くの学生たちが感想を述べていたのは、
実際に私が見たことや聞いたことをもとに話した内容についてでした。
だから、これからも経験を積み、
説得力のある言葉で訴えていきたいです。
そして、気象災害や防災について多くの人と考えていきたいです。

今回の講演で何より勉強になったのは自分自身でした。
母校の皆さんや恩師に心から感謝します。

投稿者:寺川奈津美 | 投稿時間:14:42 | カテゴリ:寺川奈津美 | 固定リンク

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