2017年01月20日 (金)

「信じる」とは   鈴木奈穂子

先日、マーティン・スコセッシ監督にインタビューさせて頂きました。

スコセッシ監督と言えばアカデミー賞を獲得した「ディパーテッド」
そして「タクシードライバー」や「ギャング・オブ・ニューヨーク」など、
社会が抱える矛盾や、光と闇を浮かび上がらせる作品で知られていますよね。

そんな監督が新しく手がけたのが「信仰」を取り上げた「沈黙―サイレンス―」。
50年前に出版された遠藤周作さんの「沈黙」が原作です。
江戸時代に起きた「隠れキリシタン」の弾圧。そして信徒の命を救う代わりに棄教を迫られる宣教師。
見ていてグーッと胸が締め付けられるような苦しさを感じる、とても骨太な作品でした。

監督自身、若いころから「信仰」について思いを寄せていて、傾倒するだけではなく疑問も感じていたそうです。

「信じる」もののために命を差し出すのか、「生きる」ために踏み絵を踏むのか。

自問自答すると同時に、「信じる」とは何なのか。何を信じて生きるべきなのか。

深く考えさせられました。

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投稿者:鈴木奈穂子 | 投稿時間:15:22 | カテゴリ:鈴木奈穂子 | 固定リンク


  
2017年01月16日 (月)

サンキュー大作戦  佐々木彩

この作戦名、ピンとくる方も多いはず。

 

ことしの箱根駅伝で三連覇を達成した、青山学院大学。

原晋監督のもと、クスリと笑ってしまうようなキャッチフレーズで練習に臨んでいます。

箱根からわずか10日、今度は「サンキュー大作戦 パート2」と名付け、マラソンに向け動き始めたチームを取材してきました。

 

マラソンは、体力、走力ともに高いレベルが必要な、過酷な種目。

学生で挑戦する選手は、多くありません。

原監督は、選手自身の意志を一番に、手をあげた学生のみで練習を行っていました。

 

そのうちの一人、3年生の下田裕太選手。

箱根駅伝では2年連続の区間賞、

去年の東京マラソンで日本人2位となり、ことしも同じ舞台に挑戦します。

 

マラソンへのモチベーションを聞いてみると…

「青学に入った以上、駅伝が一番で、マラソンはプラスアルファ」、その上で、

「陸上界にインパクトを残すにはどうしたらいいか考えた時、マラソンを若い時からやっていくことかなと考えた」。

陸上界に、インパクト。

それだけの言葉を、まっすぐ、さらりと、声にするのです。

 

一方で、自分の力を冷静に分析し、課題を見つけている。

やりたいことや目指すものを、口に出して責任を持つ。

「有言実行」の文化が、選手たちの胸にあるのだと感じました。

 

ちなみに、下田選手と私は同じ中学校出身。

校歌を歌うと、みるみる少年の顔になって、「まじっすか!」と驚いてくれました。

 

東京マラソンは2月26日、楽しみです!!

 

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投稿者:佐々木彩 | 投稿時間:18:14 | カテゴリ:佐々木彩 | 固定リンク


  
2017年01月12日 (木)

思い新たに 田中泉

ニュースウオッチ9をご覧のみなさま、いつも有難うございます。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします!

年が明けて間もなく2週間が経ちますね。
お正月に今年1 年、そしてこれからどう過ごしていこうか
去年や過去の自分を振り返って思いを新たにした方も多いのではないでしょうか。
私もおろしたばかりの手帳を開いて、やりたいことを欲張りといわれそうなほど書きました。

これまでの人生を振り返ったとき、すんなりといったことやもがいたこと、みなさんいろいろあると思いますが
特に困難な状況に陥ったときに
明確に「こうしよう」、「こうすれば良い」という信念のもと乗り越えてきた人って
意外と少ないのではないでしょうか。
恐らく多くの場合、その都度悩んでもがいたり、その末に諦めることもあったり、人に助けてもらったりと…
いろいろな出来事を日々繰り返しながら、徐々にまた新たな目標やステージに向かって歩き続けていきますよね。

それ自体が人生の醍醐味だとも感じますが、やはりしんどいことはしんどいですよねえ、
できればしなやかに生きていきたいものです。

前置きが長くなりましたが、先日そうした生き方のヒントを頂く出会いがありました。
先週放送した新春インタビューでお話をうかがったPRプロデューサーの殿村美樹さんです。
殿村さんは小学生の頃、母親が家を出ていったり家が貧しかったりしたことなどから
いじめを受け一時は自殺を考えるほどだったそうです。

そのとき近所の商店の女性に声をかけてもらったことが、
家と学校しか世界にないと思っていた子ども時代に自分にはほかにも居場所があるのだということに気付いたといいます。
殿村さんはこの原体験を「ズラす」という言葉で表現し、日々の仕事でもこの「ズラし」の手法を取り入れてご活躍されています。

何事も「ズラせば、違う世界が見えてくる」という言葉は、
困難な状況を乗り越えてきた殿村さんからうかがうからこそより力強く、とても納得がいきました。

でもどこかでこのメッセージが殿村さんだからこそできる特別なことだと思われると
その価値が薄れてしまうとも感じていました。

また、優しい気持ちを持つ人ほどズラすことを逃げることと思い罪悪感を感じてしまうのではないかと。
何事も真正面から向き合わなければいけないと思ってしまう人もいると思ったのです。

最後にその思いをぶつけてみました。
すると「人生において逃げるなんてことってあるのかな」
「逃げることと思うこと自体が間違いではないか」という言葉を頂けました。

これを見て下さった方がどう思われたかは分かりませんし、
人それぞれ様々なケースがあるのは百も承知ですが、
少しでも心が軽くなり自分を否定せずこれからも生きていこうという思いになった方がいらっしゃれば幸いです。

2017年、今年も良い一年にしましょう!!

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           (殿村さん 一緒に制作した成清PDと(*^_^*))

 

(インタビューの特集ダイジェストは以下から読むことができます。)
http://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2017/01/0105.html

投稿者:田中泉 | 投稿時間:17:33 | カテゴリ:田中泉 | 固定リンク


  
2017年01月04日 (水)

あけましておめでとうございます 河野憲治

あけましておめでとうございます。
ニュースウオッチ9、きょう始動です。

さて、みなさん、どんなお正月を過ごされましたか。
わたしは、久しぶりに、都内の自宅でのんびりと新年を迎えました。

これまでは海外の出張先で年を越し、初詣も数日たってからということが多かったのですが、
今年は元日に明治神宮にお参りしました。

参拝客が日本で最も多い明治神宮ですから、相当混んでいたでしょう、と聞かれますが、
穴場の時間帯があるのです。早朝です。

午前6時45分ごろ、原宿駅近くの門から参道に入ると、神職の人たちの行列に出会います。
その行列に続いて本殿に向かうと、この時間、初詣客は100人程度。ほとんど待つことなく、お参りすることができるのです。

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年明け直後に明治神宮に行くと相当な混雑ですが、早朝は、数時間前の人出がうそのような状態になっているのです。
明治神宮の人混みが辛抱できないという方は、ちょっと早起きしてお出かけしてはどうでしょうか。

ニュースウオッチ9は、ことしもメンバー全員、現場取材を大事に、
どこよりも早く、深く、わかりやすいニュースをお届けします。

変わらぬご愛顧のほどを!

投稿者:河野憲治 | 投稿時間:16:37 | カテゴリ:河野憲治 | 固定リンク


  
2017年01月04日 (水)

2017年のスタート! 鈴木奈穂子

皆さん、どんな年越しでしたでしょうか?

 

ニュースウオッチ9、2017年の放送は今日からです。

まだお正月気分がが抜けていない仕事始めの昼下がり…ですが、

放送までにはシャキっと気持ちを切り替えますので(笑)

今年もどうぞよろしくお願いします!

皆さんにとって素敵な1年になりますように。

 

さて、新年最初の放送では歌舞伎俳優の市川海老蔵さんのインタビューを放送します。

 

年末、公演中の京都にお邪魔しました。

歌舞伎の名門、市川宗家を率いる中どのような思いで活動しているのか。

そして、闘病中の妻の小林麻央さんについても伺いました。

今夜の放送をぜひご覧くださいね。

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投稿者:鈴木奈穂子 | 投稿時間:13:48 | カテゴリ:鈴木奈穂子 | 固定リンク


  
2016年12月22日 (木)

再会!  鈴木奈穂子

今週、日本の小型ロケット「イプシロン」2号機が打ち上げ成功!

その少し前には、日本の宇宙輸送船「こうのとり」6号機がISSとのドッキングに成功!

宇宙の嬉しい話題が続きますね。

 

先月は、宇宙の長期滞在から帰還したこの方にインタビューさせて頂きました。

 suzukiimage002.jpg

大西卓哉宇宙飛行士です。

宇宙飛行士は、帰還してから重力に慣れるためのリハビリを行う必要があります。

いつもはアメリカで全工程行われているメニューの一部が今回初めて日本で行われる事になり、

リハビリ中の大西さんに話しを聞かせて頂く貴重な機会になりました。

 

大西さんには出発前にもお話を聞いたので、およそ10カ月ぶりの再会。

少し痩せたような気がしたのですが

「体重は変わっていなくて、リハビリでむしろ体がしまったのではないか」というご本人の答え。

「リハビリ」と聞くと体を少しずつゆっくり動かす…というイメージがありますが、

毎日走ったり筋トレを行ったり、かなり本格的な負荷をかけて運動するので大変なんだそうです。

 

番組では、リハビリ以外にも、ISS=国際宇宙ステーションでの生活、やり遂げたミッションなど…

様々な話を聞かせて下さいました。

 

中でも印象に残っているのは

「自分の夢はいつか火星に行く事だが、宇宙に行ってみて、今の技術では相当ハードルが高い事だとわかった」という話です。

実際に宇宙に行って生活したからこその、実感がこもった言葉ですよね。

しかしそれでも「火星への思いは変わらない」と力強くお話下さいました。

大西さん、そして人類の夢が叶う瞬間をこの目で見たいと思った瞬間でもありました。

 

大西さんにお話しを伺ったあと、偶然!若田光一宇宙飛行士と油井亀美也宇宙飛行士にお会いしました。

記念撮影してもらいました!

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「宇宙飛行士」と聞くと優秀で真面目でスゴイ方という印象ですが、

これまでにお会いした皆さんは本当に気さくで優しくてユーモアがあり、そのお人柄に毎回引き込まれます。

 

さてさて、今年もあとわずか。

ニュースウオッチ9、年内は12月28日が最後の放送となります。

今年も番組を見て下さった皆さん、本当にありがとうございました。

 

2017年もどうぞよろしくお願いします。

投稿者:鈴木奈穂子 | 投稿時間:16:59 | カテゴリ:鈴木奈穂子 | 固定リンク


  
2016年12月16日 (金)

日ロ首脳会談の舞台、山口県長門へ     三條雅幸

今月13日から長門市に入り、会談の舞台となる現地を取材しました。

14日の「ニュースウオッチ9」の中でも中継でお伝えしましたが、

現地の雰囲気は緊張感と期待感が入り混じった独特のものでした。

 

会場のある温泉街に通じる国道は警察の車列がひっきりなしに通り、

ナンバーを見ると九州は鹿児島、四国の徳島、大宮など、遠方からも集結してきていて

厳戒態勢が敷かれているのを実感しました。

張り詰めた空気がある一方で、高まる期待感も。

高校生による、ロシアをイメージしたパンの生産・販売。

地域の有志による、両首脳の似顔絵をあしらった大きな旗の作成など、歓迎の動きは至る所で見られました。

 

地元の方の中には「会談で良い結果が出れば、その舞台となった長門市が世界中に知られることにもなる」と

期待に声を弾ませる方もいました。

 

この原稿を書いている段階では、これから東京で会談が行われるところです。

日ロの関係強化はうまくいくのでしょうか。

 image002222222.jpg

(温泉街の入口に掲げられた看板。

  右の方に小さ~く写っている私と比べると、その大きさがよく分かります??)。

 

 image004444444.jpg

(報道関係者の取材拠点となったメディアセンター。

   海外メディアの姿も見られました)。

投稿者:三條雅幸 | 投稿時間:14:11 | カテゴリ:三條雅幸 | 固定リンク


  
2016年12月09日 (金)

伊達直人の「頑張ってね」 リポーター 三條雅幸

それは、聞いた瞬間に全身が優しさで包まれるような「頑張ってね」でした。

声の主は、群馬県に住む会社員、河村正剛(かわむら・まさたけ)さん。
全国の児童養護施設などに贈り物が相次ぐ「タイガーマスク運動」のきっかけを作った人です。

「伊達直人」と名乗ってランドセルを贈ってから6年。
今月7日、東京・後楽園ホールのリングで素顔を明かしました。
河村さんが行動を始めた背景には、複雑な家庭環境に育ちランドセルを持つことができなかった
自らの経験があったそうです。

私は河村さんのことをよく知る人に話を聞きに行きました。
すると、我々の想像など及ばないくらいに子どもたちに温かい眼差しを注ぐ
その人となりが浮かびあがってきました。

話によりますと、河村さんは、日ごろから地域の児童養護施設を訪問しては、
子どもたちにお菓子を配ったり、施設の稲刈りや祭りの手伝いをしたりしているそうです。

そして、境遇に悩み、職員に反抗しがちな子どもたちに積極的に声をかけては相談相手にもなっています。
ランドセルを贈るという行動だけでもなかなか真似のできることではありませんが、
子どもたちを支える活動を一度のみならず継続的に行っていることを知り、
その秘めた思いの深さに驚くと共に頭の下がる思いでした。

東京・後楽園ホールのリングにあいさつに立った河村さん。

締めくくった言葉は「すべての子どもたちへ。生まれてきてくれてありがとう。
健やかに成長してくれることを願っています。これからも頑張ってね」。

その最後の「頑張ってね」の口調は決して強いものではなく、
むしろ、一連のあいさつの中で最も小さな声に聞こえました。

それなのに、こうも心に届くものなのか。
言葉には、発する人が持つ信念の強さが表れる。

そんなことを改めて感じた瞬間でした。

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           「伊達直人」から贈られた実際のランドセル。

             6年がたった今も子どもたちが愛着を持って使っています。

投稿者:三條雅幸 | 投稿時間:12:41 | カテゴリ:三條雅幸 | 固定リンク


  
2016年11月24日 (木)

北斎の生きた証  鈴木奈穂子

「葛飾北斎」と聞くと、どんなイメージを浮かべますか??

「江戸時代」「絵師」「浮世絵」「富士山」「波」…などのワードが並ぶでしょうか。

11月22日にオープンしたすみだ北斎美術館の取材に行ってきました。

 

「冨嶽三十六景」(通称“浪裏”)や「赤富士」などの有名な作品に迎えられて感激していると、

そのあと次々に北斎の生きた証がわかる作品が登場。

「北斎漫画」と言われる絵手本、繊細でひと筆ひと筆に魂が込められている肉筆画など様々なジャンルの作品があって、

私が知っている北斎はほんの一部だと思い知らされました。

 

 image004.jpg

<通称「黒富士」 右下に閃く稲妻が目を引きます>

 

絵師として、身の回りの全てのものを表現したいという人生だった北斎は、

名前を30回以上変え、住む場所を90回以上変えて

(90年の人生で90回以上!ざっと考えても年に1回以上転居していますね…)

名声やお金に捕らわれずに描きたいという思いを貫きました。

 

「天が我をあと5年生かしてくれれば真正の画工になれたはずだ…」

亡くなる前に、こう話したと言います。

当時の90歳はとても長生きだったのに、まだまだ生きて筆を取りたいというその思い。

 

私は、これからの5年をどのように過ごしたらいいのだろう…。

北斎が請うた歳月を無駄にしてはいけないと思った瞬間でもありました。

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<案内して頂いた学芸員の奥田さんと一緒に>

投稿者:鈴木奈穂子 | 投稿時間:14:32 | カテゴリ:鈴木奈穂子 | 固定リンク


  
2016年11月16日 (水)

戻りました   佐々木彩

遅めの夏休み(秋休み?)をいただきました。

その間に立ち会えたのは、歴史的な瞬間!

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大リーグ・ワールドシリーズで、カブスが108年ぶりとなる優勝を果たし、

翌朝は、各紙が大きく伝えていました。

休暇を利用して現地にいた私。

スタジアムで観戦したのかって??

それはもちろん、、、違います!(それで新聞の写真です…)

 

試合の夜、飲食店ではどこもテレビ中継をつけており、地元の人たちはかぶりつき。

そこに交じって、一緒にテレビ観戦をしました。

 

延長10回、長く、長く待ち焦がれてきた瞬間に、

ガッツポーズするおばあちゃん。顔を真っ赤にして涙をおさえるおじさん。

歓喜、興奮、ほっとした気持ち、様々な思いが入り混じって

店内には独特の熱気が充満していました。

 

この空気がアメリカ中で生まれているんだなあ…

やっぱり、スポーツって、いいですね…

 

エネルギーを分けてもらって、今週から復帰です。

また元気いっぱい、お伝えします!

投稿者:佐々木彩 | 投稿時間:10:33 | カテゴリ:佐々木彩 | 固定リンク


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