2018年09月19日 (水)

88歳のジャズ・ミュージシャン   有馬嘉男

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ジャズピアニスト秋吉敏子さんのコンサートに行ってきました。御年88歳の秋吉さんは本場ニューヨークが活躍の舞台。日本でのライブは年に1度か2度と限られているのでそのチャンスを探っていたんです。念願かなったコンサートに心を揺さぶられました。

 

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20代で単身渡米した秋吉さんは、全盛期の「帝王」マイルス・デイビスやデューク・エリントンら巨匠たちと共演し、不動の評価を確立。日本の旋律や楽器を取り入れた楽曲づくりでも独自の世界を開拓してきました。日本人としてただひとり、本場アメリカで「ジャズの殿堂」入りを果たした、まさにレジェンドです。

 

コンサートは、その秋吉さんの「米寿」と、夫君でフルートとテナーサックスの名手として知られるルー・タバキンさんの「喜寿」を記念したもの。秋吉さんが手がけたオリジナルの楽曲がふたりのデュオで次々と演奏されました。

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アメリカで黄色い肌をもつがゆえに味わった苦難への思いが歌われた『ロング・イエロー・ロード』。日本の尺八のように鋭く空気を引き裂くルーさんのフルートが胸に迫る『花魁譚』。「絶望のときこそ上を向こう」というメッセージが込められた代表曲『HOPE』。そしてアンコールの『月の砂漠』…。力強くも心を癒す優しい音色に何度も何度もぽろぽろと涙がこぼれてしまいました。

 

そして、共演50年となるルーさんとのデュオがすばらしかった。ステージで繰り広げられるピアノとサックスの掛け合いは押したり引いたりの円熟の極み。お招きを受けたご自宅のキッチンで交わされるふたりのおしゃべりを聞いているような不思議な感覚すら味わいました。

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「奇跡のデュオ」、秋吉敏子さんとルー・タバキンさんのコンサートの全編はことし12月から始まる4K放送やBSの番組でたっぷりとお伝えします。どうぞお楽しみに!

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投稿者:有馬嘉男 | 投稿時間:17:04


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