2016年11月24日 (木)

北斎の生きた証  鈴木奈穂子

「葛飾北斎」と聞くと、どんなイメージを浮かべますか??

「江戸時代」「絵師」「浮世絵」「富士山」「波」…などのワードが並ぶでしょうか。

11月22日にオープンしたすみだ北斎美術館の取材に行ってきました。

 

「冨嶽三十六景」(通称“浪裏”)や「赤富士」などの有名な作品に迎えられて感激していると、

そのあと次々に北斎の生きた証がわかる作品が登場。

「北斎漫画」と言われる絵手本、繊細でひと筆ひと筆に魂が込められている肉筆画など様々なジャンルの作品があって、

私が知っている北斎はほんの一部だと思い知らされました。

 

 image004.jpg

<通称「黒富士」 右下に閃く稲妻が目を引きます>

 

絵師として、身の回りの全てのものを表現したいという人生だった北斎は、

名前を30回以上変え、住む場所を90回以上変えて

(90年の人生で90回以上!ざっと考えても年に1回以上転居していますね…)

名声やお金に捕らわれずに描きたいという思いを貫きました。

 

「天が我をあと5年生かしてくれれば真正の画工になれたはずだ…」

亡くなる前に、こう話したと言います。

当時の90歳はとても長生きだったのに、まだまだ生きて筆を取りたいというその思い。

 

私は、これからの5年をどのように過ごしたらいいのだろう…。

北斎が請うた歳月を無駄にしてはいけないと思った瞬間でもありました。

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<案内して頂いた学芸員の奥田さんと一緒に>

投稿者:鈴木奈穂子 | 投稿時間:14:32


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