2016年12月7日(水)

孫正義社長 アメリカに5兆円以上 投資表明

河野
「アメリカのトランプ次期大統領が暮らすトランプタワー。
今、政財界の人たちによる『トランプタワー詣で』ともいえる動きが続いています。」

鈴木
「そこに現れたのがこの方、ソフトバンクグループの孫正義(そん・まさよし)社長です。
トランプ氏と会談し、アメリカに5兆円以上の投資を行うことなどを表明しました。」

“米に5兆円以上投資 5万人雇用創出”

政権構想で多忙を極める中、記者たちの前に姿を現したトランプ次期大統領。
笑顔も見せながら語ったのは…。

トランプ次期大統領
「おはよう、調子はどうだい?
きょうはすごい人が来るぞ。
皆さんも会えるだろう。」

 

そして現れたのが…。

ソフトバンクグループの孫正義(そん・まさよし)社長です。
共通の知人を通して、先週、面会を申し込んでいました。

アメリカの経済誌「フォーブス」が発表した今年(2016年)の世界の長者番付で、孫社長は82位、一方トランプ氏は324位です。
2人はおよそ45分間会談。
その後、そろって赤いネクタイを締め、記者団の前に現れました。

トランプ次期大統領
「日本のソフトバンクの“マサ”(孫正義氏)だ。
アメリカに500億ドル(5兆7,000億円)投資し、5万人の雇用を創出すると表明した。
彼は産業界の大物のひとりだ。
ありがとうと言いたい。」

ソフトバンクグループ 孫正義社長
「会談は大成功。
事業家としてビジネスマンとして、いろいろな経験があるから、 政治家にありがちな、ただ話すだけでなく、本当に実行してくれる予感がする。」

台湾・ホンハイも投資へ 孫社長通し伝える

その孫社長が手に持っていた資料には、こんな会社の名前も…。
「フォックスコン」。

大手電機メーカー・シャープを買収した台湾のホンハイ精密工業の親会社で、アメリカのアップルからiPhoneの生産を請け負っています。





ソフトバンクは人型ロボットの生産を委託していて、トップ同士も親しい関係です。





孫社長の資料では、ソフトバンク以外にフォックスコンも70億ドル、日本円で7,900億円余りの投資をアメリカで行って、5万人の雇用を今後4年間で新たに生み出すとしています。
ソフトバンクの計画とあわせると、10万人の雇用創出です。
関係者によりますと、会談の前にフォックスコン側からあわせて提案するよう依頼があったということです。

かつて米企業買収 断念も 孫社長“規制緩和に期待”

2人の会談を受けて、ソフトバンクグループの株価は取引開始直後から急騰。
終値でも400円以上値上がりしました。

ソフトバンクは3年前、アメリカの大手携帯電話会社・スプリントを買収。
その後、別の大手携帯電話会社も買収し、両社の統合を目指しましたが、アメリカの規制当局が寡占化への懸念を強めたことで買収を断念した経緯があります。

ソフトバンクグループ 孫正義社長
「いろんな規制が緩和されるだろうし、アメリカがもう一度、ビジネスをやる国としてチャンスがでるのでは。」

トランプ氏“勝利の結果” 投資を最大限アピール

一方、選挙戦で国内に2,500万人の雇用を創出すると訴えていたトランプ氏。
会談後の集会でも孫社長をファーストネームで紹介していました。

トランプ次期大統領
「“マサ”は日本のすばらしい人物だ。
我々が選挙で勝利したから、彼は500億ドルを投資することになった。」


 

次期政権に向けた成果として、今回の会談を最大限アピールしています。

トランプ次期大統領 孫社長と会談

鈴木
「億万長者同士の会談、プレゼン資料のようなものも使って盛り上がったようですが、お互いの狙いが合致したということですね。」

河野
「トランプ氏は雇用創出を第一にあげて、海外に工場を移転しようとする企業があればそこを非難したりしていますが、投資や雇用をもたらすのであれば個別の企業との直談判もいとわないというのが、いかにも実業家出身らしいトランプ流ということだとすれば、こうした動き、このあとも続きそうです。」

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