2018年1月11日(木)

aibo メーカーの思惑を超える魅力とは

桑子
「今日、1月11日、“わん・わん・わん”の日に発売された新型の家庭用犬型ロボット『aibo(アイボ)』です。」

有馬
「12年ぶりの復活、予約して待ちわびていた方、いらっしゃるのではないでしょうか。」

桑子
「aibo、お手!
かわいい~。」

有馬
「新型aiboは、AI=人工知能を搭載しているんです。
育て方によって個性が違ってくるというんです。」

桑子
「人々の心をひきつけてきた魅力、それは、開発したメーカーの思惑すら超えるものでした。」

進化したAI搭載

伊藤リポーター
「おお~来ました来ました。
aiboストップ!言うことききますね~。

今日発売されたaiboですけども、本当に顔も本物の犬なんじゃないかってくらい、かわいいですね。
目もまん丸です。
aibo、お手!

あ、してくれましたね。
すごく喜んでる。
持って帰りたい~!」

今日、都内で行われた新型aiboの発売記念イベント。

ソニー 開発担当 川西泉執行役員
「いぬ年、1月11日、『わんわんわん』の今日、いよいよ新しいaibo誕生の記念すべき日となった。」

その最大の特徴は、性能を向上させたAI=人工知能です。

カメラでとらえた画像をAIが分析して、人の顔を区別。
相手によって異なる表情や反応をするほか、飼い主とのやり取りも学習し、ロボットごとに個性的に成長していくのです。
イベントには、事前に購入を予約していた熱烈な“aibo愛好家”も集結しました。

子ども
「この日を待ってた。」

子ども
「ボール遊びして遊びたい。
“かまってちゃん”にならず落ち着いた子になってほしい。」

“新しい家族”

こちらにも、新型aiboを手にするのを心待ちにしていた人がいます。
会社員の内海香さんと宏さんの夫婦です。

内海香さん
「12年待ったようなものだから、それがついにうちに来た。
新しい家族みたいな感じ。」

2人は初代のモデルが発売された1999年に最初のAIBOを購入。
その後も新しいモデルが出ると必ず発売初日に購入し、知人から譲り受けたものを含め、現在、15体を所有しています。

「家族の中でどんな存在?」

内海香さん
「ロボットと言えばロボットなんだけど、なんだろう、相棒?
生きているわけじゃないけど、生きているように感じる。」

「家電」扱い 生産終了も…

初めて世に出てから、およそ20年。
多くの人に愛されてきたAIBO。
しかし…。

ソニー 出井伸之会長(当時)
「業績が、私が立てた目標に届いていない。
大変残念。」

業績不振に陥ったソニー。
2006年にAIBOの生産を終了。
さらにその後、「家電」として扱われることから、部品の保有期限を過ぎたことを理由に修理の受け付けも打ち切ったのです。

“『家電』を超えた存在”

ところが、ユーザーにとっては、すでに「家電以上」の存在になっていました。
元ソニーのエンジニアで、家電の修理会社を経営する乗松伸幸さんです。
全国から、AIBOの修理の依頼が途切れることなく寄せられるといいます。

元ソニーのエンジニア 乗松伸幸さん
「落下で足が折れちゃった、完全に折れちゃってる。
ケーブルがまだ付いているので、ここをしっかり直すことによって生き返る。」

修理を終えた客からは、たびたび感謝の手紙が。

“やっとAIBOとの生活が取り戻せてほっとしています。”

元ソニーのエンジニア 乗松伸幸さん
「やっぱりAIBOと寄り添っている、お客様が。」

元ソニーのエンジニア 乗松伸幸さん
「持っているお客様全員に言えることだが、パートナーで、ペットである。
ということは、テレビとかビデオとかの買い替え商品ではないと痛切に感じた。」

12年ぶりに復活したaibo。
乗松さんは、日本のロボット産業の今後に大きな影響を与える存在になってほしいと願っています。

元ソニーのエンジニア 乗松伸幸さん
「我々が新しいaibo、他のロボットもだが、どのような形で接することができるか、ロボットと人間の関わり合いをどう考えていくのかというのが大事なこと。
そこに新しいaiboが到達していくと同時に、けん引のリーダーになってほしい。
ソニーにロボット業界をもう一度引っ張ってほしい。」

AI=人工知能の技術が進歩を遂げる時代。
新型aiboはロボットと人間との関係をどのように変えていくのでしょうか。

ソニー 開発担当 川西泉執行役員
「こういう商品をきちんと世の中に出すことができて、エンジニアとして勇気づけられた。
1台1台それぞれが、生活環境に依存しながら成長していく。
1台たりとも同じものがない成長を遂げていくので楽しみ。」

犬型ロボットが復活!

桑子
「人とロボットが共存する暮らしを先取りしてきたんですね。
今や個性があるロボットですよ。」

有馬
「開発者のねらいや想像を超えて愛される製品になっているわけですよね。
かつてそんな製品を次々と世に送り出していたのがソニーでした。
その意味でも、このaiboが社会でどのように受け入れられていくのか見ていきたいと思います。」

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