2018年2月7日(水)

車の立往生 長引く理由は

保里
「今もドライバーの方々は先が見えない不安な夜を過ごしています。」

有馬
「車の立ち往生。
なぜこんなに長引いているのでしょうか。」

発生の要因 徹底分析

午前7時すぎの国道8号線。
雪に埋もれた車から男性が出てきました。

「もう24時間(いる)。
僕は地元なので通勤の途中。」

この場所。
インターネット企業が提供している雪がない時の画像は、このようになります。
景色が一変してしまっています。

多くの車が立往生しているのは北陸の大動脈国道8号線。
画面の赤線で示した区間では昨夜の時点で1,000台を超える車が動けなくなりました。

こちらは、立往生が起きた現場の今日(7日)未明の様子です。
雪をかぶった車やトラックの列が続いています。

国土交通省によりますと、立往生のきっかけの1つとなったのは、昨日(6日)午前9時ごろ、峠から数キロの場所で起きた大型車の脱輪でした。
後ろの車やトラックが進めなくなりました。
さらに、「スタック」も。
雪でタイヤが空回りする現象です。

車が立往生した現場付近では、「スタック」を起こすトラックが相次いでいたといいます。

「チェーンも巻いてなかったから滑って止まったりして、この先行けない。
スタッドレス(タイヤ装着)でも、トラックによっては路面が凍結して空回り状態。」

携帯電話の利用状況から、付近にいる人数を推定した画面です。
昨日の午前10時には、国道8号線付近におよそ1,000人いることが推定されています。

このころ、すでに多くの車が動けなくなっていたとみられます。
さらに、当時は立往生が起きやすい状況が重なっていました。
国道8号と平行して走る北陸自動車道。
雪の影響で一昨日(5日)の深夜から通行止めが続きました。
ドライバーは国道8号線へのう回を迫られ、8号線は渋滞していました。

「高速道路が通行止めで、(車が)集中しておりてきた。
渋滞は覚悟していたが雪が予想外。」

そして、現場の道の状況が立往生の解消を難しくしました。
現場付近の雪の無い時の映像です。

標高87メートルの峠道。
片側1車線ずつしかなく1台の車が動けなくなれば後続の車が追い越すこともできません。
この看板がある地点が…。

この場所です。
今日、午後になってもこのとおり。
車は微動だにしていません。
片側1車線の道路では除雪車や重機が現場に向かうのも難しく、立往生を解消する作業がなかなか進まない原因にもなったとみられています。
雪によるさまざまな要因が重なって立往生が起き、解消に向けた除雪などの対策も取りづらい状況になっていたのです。

福井県内の国道8号線では、この区間とは別の場所も含め、今日午後5時の時点でおよそ680台が動けなくなっているということです。
陸上自衛隊と国土交通省は除雪作業などを夜通しで進めることにしていますが、今のところ立往生が解消できる見通しは立っていないということです。

いつまで降るのか

福井市の午後8時の積雪は、平年の6倍を超える1メートル44センチ。
歩道橋は雪に埋もれて、通行することができません。

人の背丈を超える雪が道路脇にたまっています。

「(雪で)歩道が埋まっちゃって、出られなくなった。」

富山市では、除雪作業をしていたフォークリフトが道路脇の用水路に転落し、乗っていた49歳の男性が死亡しました。
また福井市燈豊町では、昨夜、雪に埋もれた車の中で50歳の男性が死亡しているのが見つかり、消防は一酸化炭素中毒の可能性があるとみています。
北陸などの日本海側では、明日(8日)にかけても断続的に雪が降り、さらに積雪が増えるおそれがあります。

有馬
「車で2日目の夜を過ごす方、どうぞ体調の管理に気をつけてください。
空気の管理もしっかり行ってください。」

保里
「そして雪崩や落雪、除雪作業中の事故にも十分ご注意ください。」

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