2019年2月22日(金)

はやぶさ2 着陸成功! 星の成り立ち 生命の起源迫れる?

日本の宇宙探査に、新たな一歩が…。

「ひと言でいうと、完璧なミッションができた。」

けさ7時29分、ついに日本の探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」に着陸しました。

“完璧なミッション”

JAXA 管制室
「やったぁ!!」

JAXA 管制室
「Yes!!」

宇宙ファンの、笑顔。
さらに、涙!

今井翔馬リポーター
「これ、何持たれてるんですか?」

ファン
「リュウグウノツカイという深海魚。
リュウグウつながりで。
いやもう泣きそうだった。
やっとタッチダウン(着陸)できた。」

4年余りかけ、ようやくたどり着いた「リュウグウ」。

そして、こちらは?

人々の思いをのせ、ついに「はやぶさ2」が、旅の目的地に降り立ちました。

はやぶさ2 着陸成功!

桑子
「本当によかったですね!」

有馬
「関係者の皆さんの感動が、ビシビシっと伝わってきましたよね。」

桑子
「はやぶさ2、難しい着陸を見事成功させたわけですけれども、どれくらい難しい事だったのか、リュウグウの着陸地点付近、このあたりを再現してみました。
こちら(手前にある模型)、実際の15分の1の大きさなんです。」

有馬
「はやぶさ2、この辺りで岩石の採取に成功したとみられます。」

桑子
「ただ、表面を見ますと、岩だらけですよね。
このカメラで見みてみますと…。
人間はこれくらいの大きさ。」

有馬
「つまり、大きな岩が結構あるわけです。」

桑子
「こうした場所への着陸成功でした。
地球に岩石を持ち帰ることができれば、星の成り立ちや生命の起源に迫ることができるかもしれません。

最新画像に“あるもの”が…

「はやぶさ2」の着陸を成功させたJAXA。

JAXA ミッションマネージャ 吉川真さん
「送られてきたばかりの画像を見せる。」

「リュウグウ」の最新画像も公開しました。
そこには、はやぶさ2の影がはっきりと。
さらに、地面が黒くなっている様子も確認できます。

その形、よ〜く見ると…。

ネット上には「やっぱり竜がいるね」という声も。
その正体は…。

JAXA プロジェクトマネージャ 津田雄一さん
「黒く見えているのは着陸前にはなかった。
着陸した後の噴射の痕跡と考えられる。」

そして、今回の成功の理由は、どこにあったのか。

JAXA フライトディレクタ 佐伯孝尚さん
「はやぶさ2チーム全体の、ある意味しつこさ、実ったと思っている。」

どう「しつこかった」のかというと…。

JAXA フライトディレクタ 佐伯孝尚さん
「しつこいぐらい訓練、しつこいぐらい観測、しつこいぐらい議論、しつこいぐらい準備。
しつこさが今回の成功に結びついた。」

宇宙ファンたちは歓喜

世界が注目した、はやぶさ2の着陸。
管制室がある神奈川県の相模原市では、けさ。

今井翔馬リポーター
「すごいですね、こちらの博物館では、はやぶさ2の着陸をみんなで見ようとパブリックビューイングが行われていて、もうこれ、100人以上の方いるのではないでしょうか。」

今井リポーター
「パブリックビューイングの会場からは一斉に拍手が起こりました。
はやぶさ2が着陸、無事に成功しました。」

こちらは、ネイリスト。
お気に入りの作品は…。

ネイリスト
「こちらになります。」

今井リポーター
「爪にはやぶさがいる!」

ネイリスト
「客にも“なにその人工衛星!”って言われる。」

今井リポーター
「相模原市内の居酒屋ですけれども、こちら、はやぶさ2 タッチダウンバージョンで3日間限定販売されているというカレーがあるそうなんですね。
行ってきます。」

店主
「はい、おまちどおさまです。
これが“リュウグウカレー”です。」

はやぶさ2に見立てた枝豆が、ジャガイモのリュウグウに着陸しているというリュウグウカレー。

今井リポーター
「アスパラは…?」

店主
「軌道ですね。」

今井リポーター
「はやぶさ2の軌道。
こういう軌道なんですか?」

店主
「いや、ちょっと違うと思いますが…。」

今井リポーター
「じゃがいも、これリュウグウですけれども、意外とリュウグウ、ほくほくしています、おいしい。」

一方、埼玉県内に住む小笠原城李くん。
はやぶさ2に夢中です。

小笠原城李くん
「(小学)3年くらいで作った。
はやぶさ2が好きで。」

貯金箱は、驚きの完成度。
ふだんから、宇宙の話になると止まらないといいます。
その宇宙好きは家族みんなに伝染し、一家で宇宙飛行士にも会いに行きました。

将来の夢は、当然、宇宙に関わる仕事です。

小笠原城李くん
「宇宙はいろいろなこと未発見なので、そこが宇宙の魅力、いいところ。
だから宇宙への僕の熱は冷めないと思う。」

“宿題をかたづけた”

今回の成功、初代「はやぶさ」では想定通りの着陸ができなかっただけに、その借りを返したと喜ぶ人も。
当時のプロジェクトマネージャ、川口淳一郎さんです。

JAXA シニアフェロー 川口淳一郎さん
「宿題が片づいたなと思います。
もちろん世界で初めてのことなので、初めてのことに携わるという、是非そのワクワク感、スリル感、充実感、それをチームメンバーにはエンジョイしてほしい。」

続く使命 帰還は来年末

はやぶさ2は、このあとも7月までにあと1回か2回、着陸に挑む計画です。
このうち1回は「リュウグウ」の表面にクレーター状の穴を開け、そこに着陸して内部の岩石を採取する、世界初の取り組みにも挑戦。

そして、今年(2019年)11月から12月に、「リュウグウ」を離れ、来年(2020年)末、地球に到着する予定です。

JAXA ミッションマネージャ 吉川真さん
「まだまだ気は抜けなくて、タッチダウンも最大2回できるし、衝突装置を使い人工的なクレーターつくるのも、重要でリスクの高いミッション。
気をひきしめて楽観せずに、これまでどおりやっていきたい。」

広がる宇宙少年の夢

これからも続く、はやぶさ2の挑戦。
城李くんの宇宙への夢も広がっています。

小笠原城李くん
「一番は火星に行ってみたい。
宇宙のまだわからないところを自分で探っていって、それを成果にしたい。」

家族全員
「はやぶさ2、無事に帰ってきてね!」

はやぶさ2 着陸成功!

桑子
「ただ、地球に帰ってくるまでは、もう少しお仕事がありますね。」

有馬
「ここからがまた難関なんですよね。
内部の岩石を採取して、地球に帰ってこないといけない。」

桑子
「来年末、無事に成果を持ち帰ってこられるよう応援しています。」

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